皆様、こんにちは。
 
夏は勝負のとき、と言われますが、夏は復習のときです。
決して無理をせず、しっかり復習を進めるようにしましょう。
そういう意味では「夏期講習」は、たくさん入れすぎないことが重要です。
日々の積み重ねがじわじわ効くのです。がんばりましょうね。



 
前々回の答案御紹介と講評です。
ニュースを再掲します。
 
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以下のニュースを読み、190字以上200字以内で問題点を指摘し、解決策を述べよ。

日本原子力研究開発機構は2017年6月6日、茨城県大洗町の大洗研究開発センター燃料研究棟で、核燃料の点検をしていた職員ら男性5人が被曝したと発表した。このうち3人は内部被曝した可能性が高く、原因などを調べている。外部への放射性物質の漏えいはないという。
原子力機構によると、2017年6月6日午前11時15分ごろ、燃料研究棟内の分析室で定期点検中、ウランとプルトニウムの酸化物数グラムが入ったビニール袋が破裂。5人が手足などに被曝し、うち3人は鼻の中に約2~24ベクレルの放射性物質の付着が確認された。
5人は防護服を着て、半面マスクを付けていた。原子力機構によると、5人の被曝の程度は軽く、健康に影響があるレベルではないとしている。ビニール袋が破裂した原因は分かっていない。
燃料研究棟は管理区域内にあり、高速炉用の新型燃料の研究開発をする施設。ウランやプルトニウムなどの放射性物質を保管している。同機構は既に廃止する方針を決めている。大洗研究開発センターには、原子力機構が再稼働を目指している高速実験炉「常陽」などがある。
《 毎日新聞 2017年6月6日(火)  21時13分 配信 》


[1] Rさん
ビニール袋が破裂した理由がわからないことが問題だ。燃料研究棟は管理区域内にあることからも緊急事態が生じた場合、人体や環境への危険性が高いことがわかる。つまり緊急事態への対策は数多く準備されているはずだ。しかし破裂の原因不明は準備不足に過ぎず、あってはいけないことだ。このようなことが起きるのであれば科学的な発展は穏やかになるとはいえ、人体などへの影響が出る可能性のある原子力の開発をやめるべきだ。
(198字)

講評

      ・今回の事案だけに絞った答案になっていて、好ましくありません。もっと視野を拡げて、「日本の核開発そのものに対する疑念」を示すべきでしょう。
      ・そのうえでの解決策が「あってはならず」「やめるべきだ」では、説得力がありません。もっとオープンな報道となるよう、メディアの姿勢のあり方を変革する等が望まれます。
      ◎ 評価は40%です。

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