今日は共通テスト・古文対策です。
品詞分解は共通テストの読解で頻出です! しっかりできますか?
【問題】
「恨めしかりしなり」の文法的説明として、最も適当なものを選べ。
(1)「恨め」は動詞、「しか」は過去の助動詞、「り」は完了の助動詞、「し」は強意の助詞、「なり」は断定の助動詞
(2)「恨めし」は形容詞語幹、「かり」は形容詞活用語尾、「し」は強意の助詞、「なり」は断定の助動詞
(3)「恨めしかり」は形容詞、「し」は過去の助動詞、「なり」は断定の助動詞
今日は共通テスト・漢字対策です。
ただ正解を選べるようになるだけでなく、解くスピードも鍛えましょうね!
【問題】
ほとんどイッサイの家事に関わる
(1) キンイツの料金
(2) シュウイツな筆致
(3) ショウサイな記録
(4) 月末のケッサイ
(5) 昆虫のサイシュウ
今回は現代語では見られない特殊な用い方をする漢字を取り上げます。頻度は高くありませんが、知らないと読めないので、覚えておいてください。
問題 次の文における「諸」と同じ読みする漢字を下の①~④から一つ選べ。
吾聞諸。
① 皆 ② 之 ③ 説 ④ 事
正解 ②
解説 「諸」は、指示代名詞の「これ」と格助詞の「を」「に」の二つの意味を兼ねた合字です。格助詞の何に当たるかは文から判断してください。問題のこの文では、動詞「聞」の客語(目的語)となっていて、「吾諸(これ)を聞く」と訓読します。「これ」と訓みますので、②「之」が正解です。
☆今回扱った漢字は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
漢文・重要句形テストは、今回から反語形へと入っていきます。訓読はもちろん、訳し方にも注意してください。
問題 次の文を反語で訓読し、解釈せよ。
誰知烏之雌雄乎。
正解
訓読 誰か烏の雌雄を知らんや。
解釈 誰も烏の雌雄の区別がつかない。
解説
疑問と反語では文末の形が違うことに注意してください。疑問では「終止形+や」あるいは「連体形+か」ですが、反語の場合は「未然形+ん+や」となります。送り仮名に「ン」とあれば反語で間違いありません。ちなみに、問題のこの文は『詩経』にある一節で、善悪や物事の是非は簡単には判別できないことを比喩的に表現しています。
☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
今日は共通テスト・古文対策です。
前回に引き続き『徒然草』からの出題です。がんばりましょう!
【問題】
括弧の語句の解釈として、最も適当なものを選べ。
こ若きほどは、諸事につけて、身を立て、大きなる道をも成じ、能をも付き、学問をもせんと、〔行末久しくあらますことども〕、心には懸けながら、
(1) 先々まで見通しの利くことがら
(2) 来世に希望が持てそうなことがら
(3) 遠い将来まで計画していることがら
(4) 将来にわたって長続きしそうなことがら
今回の問題は、センターで実際に出題されたものです。語彙問題は共通テストでも引き続き出題されていますので、漢字力の強化を図ってください。
問題 次の文における「竟月」の意味として最も適当なものを、①~⑤の中から一つ選べ。
日行百余里、竟月不疲。
① 月がかたむく ② 月明かりを頼る ③ 夜通し駆ける
④ 年月を費やす ⑤ ひと月がすぎる
正解 ⑤
解説 「竟」は、動詞として「おふ」と訓み、〈終える〉の意です。本問では、「竟月」で〈月を終える〉ということですが、手前に「一日に百里ほど行くとあります」ので、ここでの「月」は「日」に呼応して〈ひと月〉の意と考えられます。よって⑤「ひと月がすぎる」が正解です。なお、「竟」は副詞として「つひに」と訓みますので、こちらの訓みも覚えておいてください。
☆今回扱った漢字は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
今日は共通テスト・語句対策です。
語彙力の勉強は少しずつでも必ず毎日やるようにしてくださいね!
【問題】
次の語句の意味として、最も適当なものを選べ。
1.「陳腐」
(1) くだらないこと
(2) 古くさくてつまらないこと
(3) 世にそうはない珍しいこと
(4) 的外れなこと
2.「行きずりの人」
(1) 出会って親しくなった人
(2) 遠くへ行った人
(3) 通りすがりの人
(4) 行き違いになった人
今回も、「何」と副詞を組み合わせた疑問形からの出題です。訓みと意味をセットにして頭に入れてください。
問題 次の文を訓読せよ。
何以明其然也。
正解 何を以て其の然るを明らかにするや。
解説 「何以」は「なにをもつて」と訓み、「どのようにして」「どのような点で」と理由を問います。「以」は手段や理由を表し、「以A」で「Aによって」の意です。「何以」はこれが倒置されていると考えれば良いでしょう。また、「何以」と「也」が呼応していますので、「也」は疑問の終助詞として「や」と訓みます。どうやってそれが正しいことを証明するのか、という意味です。
☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
今日は共通テスト・漢字対策です。
受験生たるもの、漢字の勉強をおろそかにしてはいけません!
さっそく今日の問題にチャレンジしましょう!!
【問題】
屈辱のイメージをいまだにカンキしうることば
(1) 部品をコウカンする。
(2) 空気がカンソウしている
(3) 国会で証人をカンモンする
(4) 世の中のカンレイに従う
(5) 新入社員のカンゲイ会を開く
今日は共通テスト・古文対策です。
今回は兼好法師の『徒然草』から出題。
読んだことのある文章かもしれませんが、ちゃんと理解できているかどうかの確認をしてくださいね。
【問題】
括弧の語句の解釈として、最も適当なものを選べ。
仏事の後、酒など勧むることあらむに、法師のむげに能なきは、檀那〔すさまじく思ふべし〕とて、早歌といふことを習ひけり。
(1) 意外に思うであろう
(2) 興ざめに思うであろう
(3) 迷惑に思うであろう
(4) 不愉快に思うであろう
今回は、現代語とは異なる漢字の読みに関する問題です。頻出ですので覚えておきましょう。
問題 次の文における「難」の読みを答えよ。
為君難、為臣不易。
正解 かたく(かたし)
解説 「難」を形容詞として訓む場合、現代語では「むずかしい」ですが、古典(古文・漢文)では「かたし」です。下に用言をともない、返読文字として訓む用法も頻出ですので覚えておいてください。「難A」で「A(し)がたし」と訓み、〈Aするのは難しい〉の意を表わします。なお、「易」の訓みも古典では「やさしい」ではなく「やすし」です。
今日は共通テスト・語句対策です。
『新ゴロゴ現代文 語彙・テーマ』をマスターしていれば確実に正解できる問題です!
【問題】
次の語句の意味として、最も適当なものを選べ。
1.「いとおしむ」
(1) うらやましく思う
(2) 待ち遠しく思う
(3) たくさん育てたい
(4) かわいく思う
2.「たわいない」
(1) とるに足りない
(2) だらしがない
(3) 驚かざるを得ない
(4) 手ごたえがない
今回も、「何」と副詞を組み合わせた疑問形からの出題です。訓みと意味をセットにして頭に入れてください。
問題 次の文を訓読せよ。
何為不去也。
正解 何為れぞ去らざるや。
解説 「何為」は「なんすれぞ」と訓み、「どうしてか」と理由を問います。本問では、「何為」と「也」が呼応していますので、「也」は疑問の終助詞として「や」と訓みましょう。『論語』にある、孔子がある婦人に問うた言葉です。その婦人は、「(虎に家族は食われたけれど)苛政がないからだ」と答えます。故事成語「苛政は虎よりも猛し」の由来となった話です。
☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
【1日1分共通テスト対策小テスト】
〔漢字〕
今日は共通テスト・漢字対策です。
正答率67%の問題だから、これを見ているみなさんなら確実に正解できますよね!?
【問題】
透明なものとしてヒカえている。
(1) コウダイに名を残す
(2) 社会にコウケンする
(3) 身柄をコウソクする
(4) 経費をコウジョする
(5) 任務をスイコウする
お待たせしました!
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【毎朝1分】古文単語
『新・ゴロゴ古文単語』からの出題です。
毎日5語ずつチェックしていきましょう!
A086 さうざうし
A087 さうなし
A088 さかし
A089 さすがに
A090 さながら
今日は共通テスト・古文対策です。
今回は文脈判断の問題。
共通テストではこうした問題が頻出なので、前後からの類推能力が問われるところです。
【問題】
括弧の語句の解釈として、最も適当なものを選べ。
田子の浦にうちいでて、富士の高嶺を見れば、〔時わかぬ〕雪なれども、なべていまだ白妙にはあらず。
(1) 時節に合わない
(2) 思いもよらない時の
(3) 季節の区別がない
(4) 時代の流れを知らない
【毎朝1分】古文単語
『新・ゴロゴ古文単語』からの出題です。
毎日5語ずつチェックしていきましょう!
A081 こころづくし
A082 こころにくし
A083 こころもとなし
A084 こそ~已然形、……(下に続く)
A085 ことわり(なり)
今回は、久しぶりに熟語の意味を問う問題です。漢和辞典をまめに引いて、語彙力の強化を図ってください。
問題 次の①~⑤の熟語で用いられている「事」の中で、意味の異なるものを一つ選べ。
① 事大 ② 事故 ③ 事業 ④ 事態 ⑤ 事項
正解 ①
解説 「事」は、名詞として「こと」と訓むほかに、動詞として「つかへる」と訓みます。〈(上の者の)用命に応じる〉という意味です。本問では、①「事大」がこの意味にあたります。大きい者・強い者に追従する考え方を「事大主義」と言いますので、覚えておいてください。残る②~⑤はすべて〈こと〉の意です。
☆今回扱った漢字は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。
【毎朝1分】古文単語
『新・ゴロゴ古文単語』からの出題です。
毎日5語ずつチェックしていきましょう!
A076 くちをし
A077 けしき
A078 げに
A079 こころざし
A080 こころづきなし