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「新・ゴロゴ古文単語」ゴロ合わせ音声リリースしました!

「新・ゴロゴ古文単語」の初版に対応したゴロ合わせ音声をリリースしました。

お持ちの方は、追加コンテンツのページ(※)からご利用ください。

Aランクについては無償公開します。
ただし、著作権は森重有里彩およびゴロゴネットに帰属します。
改変や無断配布等、著作権法上認められた範囲を超えた利用を禁じます。

下記より再生してください。

・Aランク

読み上げは、新進気鋭のアナウンサー「森重有里彩」さんです!!

(※)
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第13回 共通テスト攻略法・③正誤問題は「正しいもの」を選ぶ問題ではない

 前々回の記事で、正誤問題を解く際に何よりも意識してほしい鉄則は、「問題文を正確に読み取り、問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」ことであるというお話をしました。何が問われているのかを把握する、正誤問題に限らず、どのような形式の問題でも、このことなくしては始まりません。
 ところで、いつも読んでいるはずなのに、受験生がその意味をよく理解していない文言が、共通テスト(前身のセンター試験から)の問題文には書かれています。それは、次のような文言です。
「~最も適当なものを~一つ選べ。」
 受験生はたいてい、正誤問題とは「正しいもの」を選ぶ問題だと思っています。しかし、問題文にはそう書かれていません。「最も適当なもの」とあるのです。同様に、誤肢を選ぶ問題でも、「誤っているもの」ではなく「適当でないもの」とあります。
 なぜこのような表現が用いられているのか? それは、どんなことでも100%正しいとは言い切れないからです。
 まず、知識系の地歴・公民の各科目について考えてみましょう。たとえば、「鎌倉時代には二度にわたる蒙古襲来があった」ということは、間違いのない史実です。しかし、その解釈となれば、意見の分かれるところでしょう。客観的に見て「幕府軍は苦戦した」というのは多くの人がそう考えると思いますが、「苦戦」という言葉は価値判断を含む以上、「いや、実は楽勝だったのだ」と集中する人がいても、あながち否定できません。
 正誤問題では、単純に名称だけではなく、その内容や時代背景・意義が選択肢文に記述されます。そこに価値判断が含まれるため、「正しいもの」とは問えない、「最も適当なもの」と問うしかないのです。
 次に、読解系の国語でも事情は同じです。現代文にしろ古典にしろ、国語では本文の読みを前提として問いが用意されますが、〈絶対に正しい唯一の読み〉などというものがあるでしょうか? 小説はもちろん、評論だって筆者の主張に対する読み手の受け止め方はさまざまでしょう。そのうちの一つを「これが正しい読みだ」と特権的に決めつけることはできません。
 だから、共通テストに限らず、国公立大二次や私大でも、国語の問題では必ず「最も適当なもの」(あるいは「適当でないもの」)とあります。それは「絶対的に正しい唯一の読みなどはなく、出題者がそれを決めつけることもできないけれども、客観的にまあそれくらいのことは言えるだろうし、誰も文句をつけないだろうものを選びなさい」という意味なのです。

バックナンバーはこちら
https://gorogo.net/author/GOROGONET_Editor2/

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第12回 共通テスト攻略法・②分からない選択肢は△で保留する

 次回から引き続き、共通テスト攻略のカギを握る、正誤問題の解き方について解説していきましょう。まずは、前回述べたとおり、「問題文を正確に読み取り、問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」という姿勢を徹底してください。
 そのうえで、皆さんも○か×か判断に迷うということがあると思います。国語であれば微妙な表現で本文の内容と完全には合致していない場合、知識系の地歴・公民の各科目であれば知らない内容が含まれている場合、などです。
 そのようなときは、判断がつかない箇所に△をつけて判断を保留しましょう。これが確実で、かつ、限られた試験時間内で解くために必須の方法です。
 正誤問題は基本的に、最も適当なもの、あるいは、適当でないものを選ぶという形で出題されます(私大では複数選ぶ問題なども出題されますが、共通テストではありません)。4択・5択から1つ選ぶのですから、すべての選択肢の正誤が判定できなくても、正解は選ぶことができる、ということに留意してください。
 たとえば、最も適当なものを選ぶ問題で、①と③の判断がつかなかったとします。しかし、④は確実に○であるとすれば、正解は④で、①と③は×ということになります。分からない選択肢は無理に○×を決めなくとも問題ないのです。
 あるいは、同じく適当なものを選ぶ問題で、②の判断がつかなかったとします。しかし、①・③・④には明らかな誤りがあって×ならば、正解は②以外にはありえません。いったん△で保留にしておいて、他の選択肢を見たあとで繰り上がりで○にすれば良いのです。

① 明らかに×
② △で保留→繰り上がりで○
③ 明らかに×
④ 明らかに×

 ここで受験生が犯すミスは、判断がつかないときに、確証がないのに○だ×だと決めつけてしまうことです。国語であれば、本文と違う表現だけれども、内容的にはだいたい合っているからと○にしてしまう。地歴・公民であれば、知らない内容が書かれているという理由で×にしてしまう(多くの受験生がやっています)。しかし、それではあとから繰り上がりの判断ができません。
 よく分からない選択肢・判断がつけかねる選択肢は、△で保留にしましょう。その際、見直しをしやすくするために、どこを保留とするのか、線引きやマークをして箇所を特定しておいてください。
 実際には、上記の例のようにきれいに解答が決まることはまれです。△で保留した2つの選択肢を比較して、より良い方を選ぶようなこともあります(特に国語の場合)。しかし、○×を決めつけてしまうと、そのようなこともできません。少しでも正答率を高めるため、分からない選択肢は△で保留するという方法を身につけてください。
 次回も正誤問題の解き方について解説していきます。

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第11回 共通テスト攻略法・①正誤問題の解き方

 前回まで、10回にわたって、今年(2020)から始まった共通テストがセンター試験からどう変わったのか(変わらなかったのか)についてお話してきました。今回からは、ではどのように問題を解けば良いのか、実戦的な内容に入っていきたいと思います。
 文系科目において、共通テストの中心を占めるのが正誤問題です。これはセンター試験から変わりません。選択肢文の内容をしっかりと読み取ったうえで正誤を判断することが求められるので、苦手とする受験生も多いでしょう。正誤問題の正答率を高めることが、共通テスト攻略のカギを握っています。
 では、正誤問題を解く際に最も重要なことは何か? それは、「問題文を正確に読み取り、問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」ということです。
 なんだ当たり前ではないか、そう思うかもしれません。しかし、このことに対する意識の低さが、ケアレスミスを誘発し、「2択まで絞れたけれども最後で間違える」という状況を生じさせているのです。
 論より証拠、たとえば、次のような日本史の問題を考えてみましょう。

 8世紀に天皇が行った出来事の説明として最も適当なものを一つ選べ。
① 天智天皇は中大兄皇子から即位して大津宮に遷都した。
② 壬申の乱に勝利した大海人皇子は天武天皇として即位した。
③ 持統天皇は日本初の本格的都城である藤原京に遷都した。
④ 聖武天皇は鎮護国家の仏教に頼り大仏造立を発願した。

 まず、問われている内容をしっかりと押さえることです。8世紀の天皇の出来事が問われていますね。そこさえ踏み外さなければ、日本史選択者にとっては基本問題です。8世紀の天皇は④聖武天皇しかいません。①天智天皇、②天武天皇、③持統天皇はみな7世紀の天皇です。よって正解は④と確定できます。
 いまいちど、なんだ当たり前ではないかと思ったかもしれません。しかし、実際に解かせてみると、問題文を適当に読み流して選択肢ばかり見る受験生がいかに多いことか。そして、すべて内容的には正しいぞ、これでは選べない、、、と迷路に入り込むのです。
 ①も②も③も内容的には正しいです。しかし、問われている内容(8世紀の天皇の出来事)の答えになっていません。慌てる受験生は、ここで「鎮護国家」が違うのではないかなどと、ないキズを探そうとして、さらに迷路から抜けられなくなります。
 「問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」というのは、知識系の地歴・公民の科目だけではなく、読解系の国語・英語でも同様です。たとえば、現代文の問題で、選択肢の内容はすべて本文に書かれているけれども、問いに対する答えになっているのは1つだけ、ということはよくあります。こうした問題は、本文と同じくらい力を入れて設問文を読めば、確実に正解できます。
 まずは、「問題文を正確に読み取り、問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」という意識をもってください。
 次回も正誤問題の解き方について解説します。

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「新・ゴロゴ」シリーズ3冊発売開始!

長らくお待たせいたしました。「新・ゴロゴ古文単語」、「新・ゴロゴ現代文 基礎~必修編」、「新・ゴロゴ現代文 共通テスト編」の3冊が、9/12発売となります。

発売を記念して中身を期間限定で下記のとおり公開します。

・「新・ゴロゴ古文単語」
紙書籍版   https://gorogo.cld.bz/37a/
※こちらはオンラインフリーで公開を続けます。

購入者特典版 https://gorogo.cld.bz/37e100preOpen/
※こちらは購入者のみとなります。Cランクイラストや百人一首、著者のことばが付きます。
期間限定で公開します。
特典として、音声ダウンロード、アプリ、ゲーム「こぶ単v4」等を順次追加していきます。(予定は追加コンテンツ欄に記載)

・「新・ゴロゴ現代文」
購入者特典版
基礎~必修編 https://gorogo.cld.bz/45e100ASDF
共通テスト編 https://gorogo.cld.bz/46e100ASDF
※こちらは著作権の関係でオンラインフリー化できませんでした。
 期間限定で公開いたします。

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第10回 共通テストで求められることは何か?・⑩まとめ

年度から始まった共通テストについて、実際の問題を取り上げながら、特徴を説明してきました。今回は、まとめとして、共通テストに向けた勉強法を整理したいと思います。

1-センターの過去問は共通テスト対策にも有効
 共通テストは、新しい問題が強調されていますが、実際は、センター試験を踏襲した従来型の問題が6割近くを占めています。センター試験は、どの科目も学力のミニマムを測る問題として良くできていますので、基礎力強化のため十分に活用してください。

2-〈基本〉を徹底する
 共通テストがセンター試験を踏襲しているということは、基礎力重視の姿勢は変わらない、ということです。古文ならば単語と文法、漢文ならば句法と漢字力、地歴・公民の科目でも覚えるべきものはしっかり覚え込む必要があります(なお、求められる知識量はセンター試験からだいぶ減っています)。「思考力・判断力」といった言葉に踊らされず、まずは〈基本〉を徹底してください。

3-〈読解力〉をつける
 国語に限らず、地歴・公民の科目でも、資料文の読みが求められます。また、現代文(評論・小説)も本文の読みをベースとしたものです。まずは国語の学習を通じて〈読解力〉をつけることが、共通テスト攻略のカギを握っています。具体的には、センターの過去問を活用して、本文の内容を100~200字で要約するトレーニングを積み重ねるのが効果的です。

4-共通点・相違点を押さえながら読む
 共通テスト国語で新たに登場したのが、本文に関連する文章が与えられた問題です。本文と「重ね合わせる」ように読むことが求められますが、その際には共通点と相違点が問われるポイントになります。当然、本文の内容に関わる文章が用意されますが、完全に一致するわけではありません(それでは問題になりません)。どの点が同じでどの点が異なるのかを意識しながら読むようにしましょう。

5-「問いに対して答える」という意識をもつ
 日本史や政経の問題で、「内容的には正しいけれども、問いに対する答えになっていないので×」という選択肢を見ました。同様のものは現代文などでも見られます。選択肢に書かれた内容は本文の記述に合致している、しかし、問われたことに対する答えになっている選択肢は1つしかない、という場合です。こういう問題はドツボにはまって正解が見えなくなります。「問いに対して答える」という意識をもってください。なあんだ、そういうことかと簡単に解ける問題がいくつもあるはずです。

 共通テストはまだ1回目が行われたばかりであり、今後どのようになっていくかは予測がつきません。しかし、共通テストはこれからも〈基礎力〉を問い続ける、ということは断言できます。それは、共通テストは大学入学を目指す受験生に貸す一次試験だからです。もちろん新傾向の問題への対応も大切ですが、まずは〈基本〉を徹底するという姿勢を貫いてください。
 次回からは国語の学習法についてお話していきたいと思います。

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第9回 共通テストで求められることは何か?・⑨古典の新傾向問題

 今回は、前回に引き続いて、古典の新傾向問題について見ていきます。
 共通テストにおける国語全体の特徴として、〈複数のテクストを読み合わせる〉ということが指摘できます。前回見た現代文と同様に、古典でも2つの古文・2つの漢文が与えられました。ただし、試行調査で見られた、本文の内容に関する生徒たちの議論(つまり、古典と現代文の組合せ)は姿を消しています。つまり、純粋に古典の読解力を問う方向性が見られたと言えるでしょう。
 その中でも、本文中に登場する和歌の返歌とは異なる返歌を示して、その解釈を問うという古文の問題は面白かったので紹介します。

(本文中の和歌と返歌)
X 悲しさをかつは思ひも慰めよ誰もつひにはとまるべき世か
Y 慰むる方しなければ世の中の常なきことも知られざりけり
(問題で与えられた文章)
 『栄花物語』の和歌Xと同じ歌は、『千載和歌集』にも記されている。妻を失って悲しむ長家のもとへと届けられたという状況も同一である。しかし、『千載和歌集』では、それに対する長家の返歌は、
Z 誰もみなとまるべきにはあらねども後るるほどはなほぞ悲しき
となっており、同じ和歌Xに対する返歌の表現や内容が、『千載和歌集』の和歌Zと『栄花物語』の和歌Yとでは異なる。『栄花物語』では、和歌X・Yのやりとりを経て、長家が内省を深めていく様子が描かれている。
(問題)
 この文章の内容を踏まえて、X・Y・Zの三首の和歌についての説明として最も適当なものを二つ選べ。(選択肢省略)

 Xは「妻を失って悲しむ長家のもとへ届けられた」歌で、「悲しさをお慰めください。誰もこの世に生き続けることはできないのですから」と、長家をいたわっています。これに対する『栄花物語』の返歌Yは「悲しみを慰める方法もないので、この世が無常であることにも思い至りません」、一方、『千載和歌集』の返歌Zは「無常の世であることは分かっていますが、妻に先立たれた直後なのでやはり悲しいのです」と、「無常」の受け止め方が若干異なります。その点を的確に説明した、「それでも妻を亡くした今は悲しくてならない」とある③と、「世の無常のことなど今は考えられない」とある⑥が正解でした。
 本問のポイントは、返歌Y・Zにおける「無常」の受け止め方の違いです。2つの文章(本問では歌ですが)の読み比べが求められるときには、どこが共通しどこが異なるのかを把握しましょう。複数のテクストを出題する共通テスト国語の意図はそこにあると考えられます。もちろん、その土台には本文をしっかりと読み抜く力があることも、忘れないでください。
 次回は、第1回の記事から述べてきたことを踏まえ、共通テストで求められるものについて、整理したいと思います。

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第6回 共通テストで求められることは何か?・⑥知識だけでは解けない問題

前回は、試行調査における倫理の問題を取り上げて、国語以外の科目でも読解力が求められていることを述べました。新学習指導要領が「思考力・判断力・表現力」を掲げていることを受けて、知識系の地歴・公民でも、単純に知識だけでは解けない、資料文の読みと組み合わせた問題が出題されたのです。
 今回は日本史の試行調査で出された問題をご覧いただきます。従来のセンター試験ではなかった選択肢の仕掛けがあり、注意が必要です。

 田中さんは、西日本ではうどんなどの出汁に昆布が多く使われていることをテレビ番組で知った。番組では、昆布がとれない地域の消費量が多いことが紹介されていた。田中さんは、昆布について調べてみると次のような情報があり、その歴史的背景が近世にあると気付いた。

○昆布は、主に北海道で採取される海産物である。
○年間の昆布購入金額で上位に入る都市として、富山市・鹿児島市・神戸市・福井市・北九州市・大阪市のほか、那覇市がある。(総務庁家計調査より)
○中国では、高級食材や薬として昆布が消費された。

問 田中さんは、近世の流通に関して次のa~dの事項をまとめた。那覇市の昆布消費量が多いことの歴史的背景となる事項の組合せとして、最も適当なものを、下の①~④のうちから一つ選べ。

a 近世には、北前船など日本海側の海上交通が整備され、蝦夷地と大坂を結ぶ流通が盛んになった。
b 近世には、諸藩で専売制の導入が進み、参勤交代の時に将軍への献上品とされた。
c 近世には、島津氏が琉球王国を支配し、中国への使節派遣と交易を継続させた。
d 近世には、出島を通じてオランダとつながる海外交通路が維持された。

① a-c  ② a-d  ③ b-c  ④ b-d

 沖縄県の那覇市で昆布消費量が多い歴史的背景が問われています。問題で与えられた情報を読むと、昆布は北海道で生産され、富山市・福井市など日本海側の都市が購入金額の上位です。ここには、近世において、蝦夷地で採れた昆布が、日本海を運航する北前船で運ばれたという歴史的背景があると考えられます。
 次に、那覇市に目を転じると、近世の琉球は、薩摩を通じて幕府に朝貢するとともに、中国(清)に対しても朝貢を行っていました。よって、昆布の入手ルートとして鹿児島経由と中国経由が考えられます。
 以上の考察に合致するのはaとcで、①が正解と判定できます。
 ここで注意してほしいのは、bもdも史実としては正しいということです。しかし、bの「参勤交代」は国元から江戸に赴くものですし、dの「オランダとつながる」という指摘も琉球への昆布の流通とは関係ありません。
 従来の地歴・公民のセンターの問題では、単純に知識で正誤が判定できました。しかし、共通テスト試行調査のこの問題では、知識に問題文の読みを組み合わせて答える必要があります。本問でも読解力が求められているということに注意してください。
 次回もこうした新傾向の問題を見ていきたいと思います。

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