次回から引き続き、共通テスト攻略のカギを握る、正誤問題の解き方について解説していきましょう。まずは、前回述べたとおり、「問題文を正確に読み取り、問いに対する答えになっている選択肢を選ぶ」という姿勢を徹底してください。
 そのうえで、皆さんも○か×か判断に迷うということがあると思います。国語であれば微妙な表現で本文の内容と完全には合致していない場合、知識系の地歴・公民の各科目であれば知らない内容が含まれている場合、などです。
 そのようなときは、判断がつかない箇所に△をつけて判断を保留しましょう。これが確実で、かつ、限られた試験時間内で解くために必須の方法です。
 正誤問題は基本的に、最も適当なもの、あるいは、適当でないものを選ぶという形で出題されます(私大では複数選ぶ問題なども出題されますが、共通テストではありません)。4択・5択から1つ選ぶのですから、すべての選択肢の正誤が判定できなくても、正解は選ぶことができる、ということに留意してください。
 たとえば、最も適当なものを選ぶ問題で、①と③の判断がつかなかったとします。しかし、④は確実に○であるとすれば、正解は④で、①と③は×ということになります。分からない選択肢は無理に○×を決めなくとも問題ないのです。
 あるいは、同じく適当なものを選ぶ問題で、②の判断がつかなかったとします。しかし、①・③・④には明らかな誤りがあって×ならば、正解は②以外にはありえません。いったん△で保留にしておいて、他の選択肢を見たあとで繰り上がりで○にすれば良いのです。

① 明らかに×
② △で保留→繰り上がりで○
③ 明らかに×
④ 明らかに×

 ここで受験生が犯すミスは、判断がつかないときに、確証がないのに○だ×だと決めつけてしまうことです。国語であれば、本文と違う表現だけれども、内容的にはだいたい合っているからと○にしてしまう。地歴・公民であれば、知らない内容が書かれているという理由で×にしてしまう(多くの受験生がやっています)。しかし、それではあとから繰り上がりの判断ができません。
 よく分からない選択肢・判断がつけかねる選択肢は、△で保留にしましょう。その際、見直しをしやすくするために、どこを保留とするのか、線引きやマークをして箇所を特定しておいてください。
 実際には、上記の例のようにきれいに解答が決まることはまれです。△で保留した2つの選択肢を比較して、より良い方を選ぶようなこともあります(特に国語の場合)。しかし、○×を決めつけてしまうと、そのようなこともできません。少しでも正答率を高めるため、分からない選択肢は△で保留するという方法を身につけてください。
 次回も正誤問題の解き方について解説していきます。