受験生の皆さんがこの記事を読むのは、共通テスト1日目が終わった後か、全科目が終了した後かと思います。このあと、2月に入るといよいよ私立大の入試期間に突入です。そこで、本番にベストのコンディションで臨めるようにするための心構えについて、3回にわたってお話したいと思います。
 まず、受験生が絶対にやってはいけないことを言いましょう。それは、「問題の答え合わせをすること」です。正解が発表される共通テストを除いて、自分で答えを調べたりしてはいけません。
 理由は明快です。次の試験にまったくつながらないからです。
これまで志望校の過去問演習を積み重ねてきてお分かりでしょうが、大学・学部によって、問題の傾向や難易度、出題形式は全く異なります。特に、共通テストは個別の入試では見られない独特の問題ですので、汎用性がありません。ですから、受け終わった大学・学部の問題はスッパリ忘れ、次に受ける大学・学部の過去問を見直して、傾向などを再確認する方が有益です。
 たしかに、できなかった問題は答えを調べたくなるものです。ですが、それをやり始めると、特に地歴・公民などでは、ネットなどを調べまくったけれども、結局答えは分かりませんでしたということがよくあります。正誤問題などがそうです(正誤問題は「分からない選択肢は△で保留」が原則でしたね。それでよいのです)。
 そもそも、できなかった問題は、ケアレスミスなどを除き、ほとんどの場合、合格点を取るのに必要ありません。受験生の皆さんに求められているのは、「満点」を取ることではなく、「合格点」を取ることです。そのために何が求められるのかを、よく考えましょう。たとえば、日本史の問題を調べて正解は用語集で頻度①の事項だったら、知っている必要はなかった、その時間は無駄だったということになります(本当にそのようなことが多いです)。
 合否がかかっていますので、答えが気になる・調べたくなる気持ちは分かります。ですが、その気持ちはどこから生じているのか、自分の心に聞いてみてください。それは、「不安」です。
だとしたら、その「不安」を解消するのに必要なことをしましょう。とにかく寝ることだったり、ずっと勉強してきた英単語帳を見直すことだったりです。そうやって、「自信」を取り戻すことで、「不安」を打ち消しましょう。正解を調べても、「不安」は増大するだけです。
 これまで積み上げてきたことを信じて、過ぎたことでクヨクヨしないようにしてください。