漢文・重要句形テストの3回目です。今回から否定形を扱っていきます。

問題 次の文を訓読せよ。
 善無不顕、悪無不章。

正解 善は顕(あら)はれざるは無く、悪は章(あき)らかならざるは無し。
解説 「無」「不」という2つの否定語を重ねていますので二重否定ですね。とりわけ「無」が上にくる場合は、「~しないものはない」ということですので、〈強い肯定〉となります。問題の文は、「善は必ず世に現れるし、悪も必ず世に明らかとなる」と解釈できます。なお、「非」が上にきて「非無」「非不」という形をとる場合は、「~がない(~しない)わけではない」で〈弱い肯定〉となります。

☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。