今回から仮定形に入っていきます。意味は大丈夫だと思いますので、細かいところにも注意して訓読してください。

問題 次の文を訓読せよ。
 天運苟如此、且進杯中物。 ※「且」は「しばらく」と訓む

正解 天運苟も此(か)くのごとくんば、且く杯中の物を進めん。

解説
 仮定形で最も頻度が高いのが「苟」を用いた形です。「いやしくも~ば」と訓み、〈もし~ならば〉の意になります。仮定条件ですので、「ば」に接続する用言を未然形で活用することも忘れないでください。また、帰結句は「~ん」と推量を加えて解釈します。本問の文は陶淵明の詩にある一節で、できの悪い子どもに対する、父親としての諦めの気持ちを詠ったものです。

☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。