動詞と前置詞の関係(8)

……………………

【 into 】

前置詞の into は、

 「(無理やり・騙して・説得して)Oに〜させる」
 「変化」

を表して、それに付随する動作とともに用いられます。


■ (無理やり・騙して・説得して)Oに〜させる ■

force O into doing
「Oに無理やり〜させる」

persuade O into doing
≒ talk O into doing
≒ argue O into doing
「Oを説得して〜させる」

deceive O into doing
≒ cheat O into doing
≒ trick O into doing
≒ fool O into doing
「Oをだまして〜させる」

tempt O into doing
「Oを誘惑して〜する気にさせる」


■ 変化 ■

make A into
「AをBにする、AをBに仕立てる、AをBに作り替える」

change A into
「AをBに変える」

put A into
「AをBにする、AをBに変える、AをBで表現する」

convert A into
「AをBに変える、転換する、変換する」

translate A into
「AをBに変える、翻訳する、言い替える」

divide A into
「AをB分ける」

……………………
【 against 】

前置詞の against は、

 「露骨な敵意・悪意」
 「反乱・反抗」

を表して、それに付随する動作とともに用いられます。


■ 露骨な敵意・悪意 ■

hostility against[to,toward] O
「Oに対する敵意」

(a) prejudice against[toward] O
「Oに対する偏見」


■ 反乱・反抗 ■

be against
「Oに反対している、反している」

go against
「Oに反対する、反する」

rise (up) against
「Oに対して立ち上がる、反乱を起こす」

rebel against
「Oに反乱を起こす」

(a) reaction against
「Oに対する反動、反発」

……………………

以上で「動詞と前置詞の関係」シリーズは終了です。
もう一度最初から復習してみてくださいね。

……………………


英語がニガテという人は、僕のDVD『英文法&英語構文・入門講座』をぜひチャレンジしてみてください。
今さらなかなか人に聞けない「英語の基礎の基礎」から再確認できます!