父母の年は、知らざるべからざるなり。
「不」を2つ重ねる場合には、間に助動詞や副詞を挟みます。
問題の文では、助動詞「可(べし)」を挟んで、「知らざるべからず(ざるなり)」と訓みます。
「知らないわけにはいかない」という意味です。
『論語』にある一節ですが、両親の年齢はちゃんと知っていますか?
親孝行はそこから始まります。
☆今回扱った句形は、『新・ゴロゴ漢文』巻末「虎の巻」に掲載されています。