■正解■

黄鶴は一(ひと)たび去りて復た返らず。

■解説■

否定語の「不」が副詞の「復」の上にありますから部分否定ですね。

「ふたたび帰る(復返)が否定されているので、「二度とは帰らない」と解釈できます。

これが「復不返」という語順だったら全部否定で、「今度も帰ってこなかった」ですね。

ちなみに、この文は唐代の詩人である崔(さいこう)の漢詩の一節で、李白が絶賛しています。