【解答】
「かしがまし」の意味は(4)の「口うるさい」が正解。
形容詞「かしがまし」は「うるさい」という意味。
同義語としては「かまびすし」「かしまし」がある。
加えて、文中の「わびし」「さがなし」「さすがに」「気色(けしき)」は重要語。
「わびし」は「つらい」が基本の意味だが、ここでは「貧しい」の意。
「さがなし」は「たちが悪い」の意。
「さすがに」は、「とはいってもやはり」の意。
「気色」は「様子」の意。
必ず『新・ゴロゴ古文単語』で確認しよう。
問題文を全訳すると、
「この女の親で、貧しく意地の悪い年取った老婆が、そうはいってもやはりよくものの様子を見ていて、口うるさいので」
となる。
同格の「の」(=で)と、主格の「の」(=が)が入っているので、訳には注意。