【解答】
正解は(1)。
ここでの「宵まどひ」は名詞で、「宵のうちから眠たがること」という意味で使われています。「夕まどひ」ともいいます。
文脈で判断するしかない語が出てきた場合は、「て」をはさんだ語句をチェックするのが解答のポイントです。
<「て」パターン>
「て」をはさむと、前後の主語が同一主語であり(90%以上の確率)、また内容的にも同質・同レベルのものが来ます。
これを肝に銘じておきましょう。
ここでは「宵まどひして」と「て」をはさんだ後に、「寝にける」とあります。
「て」パターンから「宵まどひ」は「寝る」ことと関係があると判断して、まず選択肢(1)と(4)に絞りましょう。
次に「寝にける」というのは「寝た」のであって、「寝ない」ではありません。
(4)の「なかなか寝つかれずにいた」のとは状況的にまったく反対になります。
よって正解は(1)と判断できます。
古文の解釈では「打消的内容か、そうでないか」に気をつけながら読むことも大切!
また、今回の「て」パターンは大切なのでしっかり覚えておきましょう。