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枕草子
出題順位!
入試データ分析
道
綱
の
母
兼
家
時
姫
道
綱
道
隆
道
長
中
宮
彰
子
中
宮
定
子
一
条
帝
隆
家
伊
周
V.S
『
蜻
蛉
日
記
』
関
白
『
大
鏡
』
『
栄
花
物
語
』
の
主
人
公
紫
式
部
『
源
氏
物
語
』
『
紫
式
部
日
記
』
赤
染
衛
門
『
栄
花
物
語
』
和
泉
式
部
『
和
泉
式
部
日
記
』
清
少
納
言
『
枕
草
子
』
中
納
言
内
大
臣
枕
草
子
の
世
界
道長に左遷
させられる
をかし
あはれ
○
負
○
勝
藤
原
氏
人
物
関
係
図
清
少
納
言
の
書
い
た
随
筆
『
枕
草
子
』
は
、紫
式
部
の
『
源
氏
物
語
』
と
ほ
ぼ
同
時
代
の
平
安
中
期
に
成
立
し
た
作
品
。
『
源
氏
物
語
』が「
あ
は
れ
」
の
文
学
と
言
わ
れ
る
の
に
対
し
て
、
『
枕
草
子
』
は
「
を
か
し
」
の
文
学
と
い
わ
れ
る
。
約
300
段
の
文
章
は
、
内
容
的
に
は
以
下
の
三
つ
に
分
け
ら
れ
る
。
1
「
類
聚
的
章
段
」
は
別
名
「
も
の
づ
く
し
」「
も
の
は
づ
け
」
と
も
い
い
、「
あ
て
な
る
も
の
」「
山
は
」
な
ど
で
始
ま
っ
て
お
り
全
体
の
約
半
数
を
占
め
る
。
清
少
納
言
が
身
辺
の
も
の
を
自
分
の
感
性
で
批
評
し
た
、最
も
『
枕
草
子
』
的
な
章
段
群
で
あ
る
。
そ
れ
に
対
し
て
、
2
「
日
記
的
(
回
想
的
)
章
段
」
は
清
少
納
言
の
出
仕
し
た
中
宮
定
子
を
中
心
と
し
た
宮
廷
生
活
を
描
い
た
も
の
で
、
長
文
の
も
の
が
多
く
読
み
に
く
い
。
さ
ら
に
、
主
語
を
省
略
す
る
古
文
独
特
の
文
体
も
手
伝
っ
て
、
受
験
生
が
読
解
す
る
の
に
苦
労
す
る
章
段
で
あ
る
。
そ
の
た
め
、
頻
出
す
る
段
に
関
し
て
は
、
人
物
関
係
を
お
さ
え
て
お
く
こ
と
が
大
切
。
ち
な
み
に
内
容
は
圧
倒
的
に
中
宮
定
子
を
賛
美
す
る
も
の
と
、
自
画
自
賛
的
な
も
の
が
多
い
。
3
「
随
想
的
章
段
」
は
、
以
上
の
い
ず
れ
に
も
属
さ
な
い
ス
ケ
ッ
チ
風
の
章
段
で
、
特
に
自
然
を
題
材
と
す
る
も
の
が
多
い
。
出題率
枕
ま
く
ら
の
草
そ
う
子
し
���
%
3
位
その他
72.7%
93段
無名といふ
琵琶の御事を
3.9%
41段
鳥は
5.2%
99段
五月の御精進のほど
5.2%
84段
里にまかでたるに
6.5%
184段
宮にはじめてまゐりたる
6.5%
清少納言V.S.紫式部
清
せ
い
少
し
ょ
う
納
な
言
ご
ん
平
安
中
期
随
筆
学習ターゲット
1位「宮にはじめてまゐりたる」
は、雪の中を大納言伊周が突然参
上したことに中宮定子が驚く場
面。その様子を隅で見ていた清少
納言に伊周が話しかける。同じく
2位の「里にまかでたるに」
は、里
に下がっている清少納言の秘密
の居場所を知っている則光に対し
て、清少納言は人にばらさないよ
うに暗号を送ってごまかすように
示唆する。しかし、則光にはその
意味が理解できず清少納言が嫌味
な和歌を送るが、和歌が嫌いな則
光は返歌もしない。
紫
む
ら
さ
き
し
き
ぶ
式
部
枕
ま
く
ら
の
そ
う
し
草
子
源
げ
ん
じ
も
の
が
た
り
氏
物
語
清
き
よ
は
ら
も
と
す
け
の
む
す
め
原
元
輔
女
中
ち
ゅ
う
ぐ
う
て
い
し
宮
定
子
に
仕
え
る
「
を
か
し
」の
文
学
三
大
随
筆
の
一
つ
「
あ
は
れ
」の
文
学
世
界
最
古
の
長
編
物
語
清
せ
い
し
ょ
う
な
ご
ん
少
納
言
紫
む
ら
さ
き
式
し
き
部
ぶ
日
に
っ
記
き
中
ち
ゅ
う
ぐ
う
し
ょ
う
し
宮
彰
子
に
仕
え
る
本書
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