ver. 2.4

ゴロゴ.netブログ記事一覧

カテゴリー: 最新!受験情報
ゴロゴ受験情報
ゴロゴ受験情報

第2回 国語の勉強法・②現代文の勉強の「質」を高める

 前回は、「①理解する」「②覚える」「③使いこなす」という勉強の3つの要素についてお話ししました。インプットしたことがアウトプットできるようになって、勉強は目標を達成したと言えます。どの科目でも、この3つの要素のバランスに注意してください。
 さて、今回からは国語の勉強法についてお話していきましょう。まずは現代文からです。多くの受験生にとって、現代文は最も何をしたら良いのか分からない科目なのではないかと思います。ですので、できるかぎり具体的に勉強のしかたを説明していきます。
 大前提として、現代文において勉強の3つの要素にあたるものはそれぞれ何なのでしょうか? もちろん要素が重なり合って簡単には分類できない部分もありますが、ざっくり言うと、「①理解する」は読み方・解き方の習得、「②覚える」は漢字・語彙のマスター、「③使いこなす」は問題演習にあたります。
 まず、「①理解する」=読み方・解き方の習得ですが、現代文というのは突き詰めると「日本語の運用のしかた」を問う科目であると言えます。
 私たちは日本語を母語として何気なく用いていますが、客観的に分析すると、「このように」「そういう」といった指示語(「これ」「その」などと区別して「幅広い指示語」と呼んでいます)を用いてそれまで述べてきた内容をまとめたり、「~ではなく」といったん否定してから主張を述べたりしたりします。
 そうした「日本語の運用のしかた」を理解していれば、本文の内容を的確に理解できますし、また、問題に対しても理詰めで明確な根拠をもって解答することができます。『新ゴロゴ現代文〈基礎~必修編〉』で整理していますので、ふだんは意識することのない「日本語の運用のしかた」をしっかりと理解してください。
 次に、「②覚える」=漢字・語彙のマスターですが、言葉を知らなければ文章の内容を理解できるわけがありません。特に、現代文が苦手な受験生というのは、言葉が分からないから遠ざけてしまうという面があると思います。ですから、苦手意識を払拭するという意味では、ここから始めるのが良いと思います。『新ゴロゴ現代文〈漢字〉』と『新ゴロゴ現代文〈語彙テーマ〉』を並行して進めてください。言葉の意味が分かれば文章の内容も理解できて、現代文の勉強が楽しくなってくると思います。
 ここまで述べた「①理解する」=読み方・解き方の習得と「②覚える」=漢字・語彙のマスターは、国語の勉強における「質」の部分にあたります。あらゆる科目でそうですが、とりわけ現代文は、やみくもに勉強していても成績は上がりません。ですから、勉強の「質」を高めることが先決です。
 そこに、「量」をかけ合わせることで、現代文の成績は飛躍的に上昇します。それを担うのが「③使いこなす」=問題演習ですので、次回はこの点についてお話します。

この記事のページへ >>
ゴロゴ受験情報
ゴロゴ受験情報

第1回 国語の勉強法・①「勉強」の3つの要素

 今回から、来年の入試に向けたスタートラインを切る受験生の皆さんに、国語の勉強法についてお話していきたいと思います。多くの受験生にとって、国語というのは何をしたら良いのか分からない、つかみどころのない科目だと思います。勉強しても意味がないと感じている人もいるかもしれません。
 しかし、それは違います。正しい勉強のしかたを身につけて、適切な勉強量をこなせば、確実に成績が上がります。むしろ、きちんとした勉強のしかたが分かっていない受験生が多いぶん、ライバルに差をつけやすい科目とも言えるでしょう。皆さんには、正しい国語の勉強法を実践して、第一志望合格という勝利を勝ち取ってほしいと願っています。
 さて、今回は「国語」の勉強法に入る前に、「勉強法」全般についてお話しましょう。そもそも、「勉強する」というときに、何を勉強するのか? そこには3つの要素があります。「①理解する」「②覚える」「③使いこなす」です。
 まず、「①理解する」は、あらゆる科目において勉強の根幹に位置づけられるものです。数学であれば定理や公式を理解する。英語であれば文法を理解する。理解していなければ、公式を用いて問題を解いたり、文法に即して解釈したりすることはできません。
 次に、「②覚える」は、勉強において最もウエイトを占める要素です。人間とは忘却する生き物です。昨日の晩ご飯は? と聞かれて、とっさに思い出せなかったりしますよね。勉強も同じで、せっかく理解しても、そのまま放置していたら、すぐに忘れてしまいます。理解したことを定着させるには、頭の中で繰り返し暗唱するなどして「②覚える」ことが必要です。
 最後に、「③使いこなす」は、勉強のゴール地点と言えるものです。何のために「①理解する」「②覚える」のかと言えば、問題が解けるようになるためでしょう。頑張って古文単語を覚えたのに、いざ問題の文章で出てきたら思い出せない、というような経験はありませんか? 真面目な受験生ほどインプットに偏りがちですが、インプットはアウトプットのためにあるということを肝に銘じて、適度な演習量を勉強に組み込んでいきましょう。
 これら勉強の3つの要素は、「①理解する」→「②覚える」→「③使いこなす」の順にこなしていくのが理想ではありますが、実際にはそのように進んでいくとは限りません。よく分からないけれどもとりあえず覚えておいて、後から意味が理解できた、とか、問題演習を繰り返しているうちに公式が自然と覚えられた、というようなことも、多々あります。ですから、「理解しないまま暗記しても意味がない」などと堅苦しく考えず、3つの要素を同時並行して進めていきましょう。また、3つの要素のバランスにも注意してください。
 次回からは、「国語」の勉強法について具体的にお話していきたいと思います。

この記事のページへ >>
2/212
キャンセル
Plugin creado por AcIDc00L: bundles
Plugin Modo Mantenimiento patrocinado por: posicionamiento web