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第14回 現代文テーマの学習法①・頻出テーマを押さえて読みの精度を高める

 前回まで、現代文における語彙の学習法についてお話してきました。入試現代文、とりわけ評論文では、「抽象」「概念」といった、ふだんの生活では使わない言葉が用いられており、そうした言葉は関連しあって一つの世界を構成しています。対義語や同義語に留意しながら、一つ一つの言葉を丁寧に理解していってください。
 さて、今回からは評論文におけるテーマの話をしていきたいと思います。皆さんの中には、評論文の問題に取り組むにあたって、「読めるときは読めるのだけれども、読めないときには全く手も足も出ない」という悩みを抱えている方が、多いのではないでしょうか? それは、評論文で論じられているテーマというのは、ふだん友人や家族と話す内容ではないからです。友人と「近代」や「言語論」についておしゃべりするなどということはありませんよね。ですから、多少は知っているテーマについて書かれていれば分かるけれども、初めて聞くテーマだとからきしダメ、ということが起こるのです。
 こうした出来不出来のムラをなくすには、評論文で論じられる頻出テーマについて知識を蓄えておくことが肝心です。実は、入試現代文で出題される評論文には、くり返し出される頻出テーマというのが存在します。その理由は、第一に、出題する大学の先生に共通する知識のバックボーンがあるという点です。大学の先生であれば共有している知の体系があり、それに沿って文章は選ばれているのです。そして、理由の第二は、高校を卒業した受験生が読める程度の内容となると、かなり限定されるという点です。専門的で高度な学術論文から出題しても、受験生は誰もできないでしょう。
 先に挙げた「近代」や「言語論」について論じられた文章を、一度は読んだことがあると思います。こうしたテーマは、それらの理由で選ばれているのです。そして、頻出テーマとなっているのです。ですから、頻出テーマの知識を蓄えておけば、何が論じられているかが分かるので、読解の精度が高まりますし、なにより「何を言っているか分からない」ということがなくなります。
 『新ゴロゴ現代文〈語彙・テーマ〉』では、第1章の重要語10に続いて、第2章で10の基本テーマについて、第3章で10の発展テーマについて詳しく説明しています。基本テーマで扱われているのは「科学」「身体」など最重要の項目ばかりですから、まずはここをしっかりと理解しましょう。発展テーマでは「記号」「自由」など難関大で問われる内容を扱っていますので、さらに上を目指すためにチャレンジしてください。
 次回からは、「近代」などの頻出テーマが、具体的にどのように論じられているのかについてお話していきたいと思います。

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第97回 現代文の勉強法・④プラスとマイナスの価値観を見極める

 前回は、「攻略アイテム10」のうち、言葉と言葉のつながりに関わる前半の1~6のアイテムについて見てきました。「1順接マーク」から「6指示語マーク」まで、前後のつながりをつかんで文章の内容的な濃淡を「見える化」してください。
 今回は、内容的な価値観に関わる後半の7~10のアイテムについて見ていきます。内容的な価値観とは、簡単に言えば、筆者の〈言いたいこと〉に関わるか、関わらないかということです。前者をプラスの価値観、後者をマイナスの価値観と呼びます。
 現代文の勉強法に関する1回目の記事である第94回で述べたように、筆者は文章全体を〈言いたいこと〉で埋めつくすことはありません。対立する内容を述べて、自らの主張を際立たせるというようなこともします。だからこそ、その内容が筆者の〈言いたいこと〉に関わるか、関わらないか、プラスとマイナスの価値観を見極めることが肝心なのです。
 では、どのようにして見極めるのか? そのために用いるのが、前半の1~6のアイテムです。前回説明したとおりに記号を書き込んでいけば、どこがプラスでどこがマイナスかはおのずと見えてきます。それを踏まえて後半の7~10のアイテムを用いるのです。
 まず、「7キーワードマーク」は、その名の通り本文のキーワードを示すものです。例えば、「~とは」と定義されている語や、「このような」などの〈幅広い指示語〉の後で提示されている語は間違いなくキーワードですので、マルで囲みます。
 次に、「8線引き」は、筆者の主張、あるいは反対の主張に線を引くものです。これは内容的な読み取りに関わってくるので機械的に引けるものではありませんが、例えば「~とは」の後の内容はキーワードの定義に当たるのですから、重要であると判断できます。このように前半のアイテムを手がかりに線引きしていってください。
 そして、キーワードと線引きをしたら、それがプラスとマイナスの価値観のどちらに当たるかを見極めて「見える化」します。それが「9(プラス)筆者の主張」と「10(マイナス)筆者の主張と反対の一般論」です。これも内容的な読み取りに関わるものですので、一概にはこうとは言えません。しかし、プラスかマイナスか判断するという姿勢で文章を読んでいくことが肝心です。
 例えば、「4対比マーク」を付けたら、前後のどちらがプラスかを判断します。どちらもプラスということはあり得ないのです。また、「AではなくB」の形では、反対の内容をいったん否定してから〈言いたいこと〉を述べるのですから、Aがマイナス、Bがプラスになります(ただし、例外的に反対になることもありますので、見極めが必要です)。
 こうしてプラスとマイナスの価値観が判断できれば、文章は読めたも同然です。そして、それは問題を解くことにも直結しています。そこで、次回はこの「攻略アイテム10」をどのようにして解法に活かすかについてお話ししたいと思います。

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第96回 現代文の勉強法・③「攻略アイテム10」で濃淡を「見える化」する

 前回は、難解な内容が論じられている現代文(評論文)では、「意味」よりも「型」のほうが大事であるという話をしました。「意味」は取り違えますが、身につけた「型」はけっして裏切りません。「日本語の運用のしかた」に基づいた「攻略アイテム10」を使いこなせるようにしてください。
 さて、今回から2回にわたって、「攻略アイテム10」について一つ一つ見ていきたいと思います。『新・ゴロゴ現代文〈基礎~必修編〉』の冒頭に掲載されているとおり、「攻略アイテム10」とは、文章に記号を書き込んでいくことにより、筆者の〈言いたいこと〉を浮き彫りにするツールです。文章の内容的な濃淡を「見える化」するものと言ってもよいでしょう(なお、「見える化」のことを術語では「可視化」と言います)。
 「攻略アイテム10」の働きは、大きく2つに分けられます。前半の1~6が言葉と言葉のつながりに関わるもの、後半の7~10が内容的な価値観に関わるものです。今回は前半の6つのアイテムについて見ていきましょう。
 まず、「1順接マーク」は、「頑張って勉強した。だから、志望校に合格した。」のように、前後が順当につながっていくもの。「だから」「したがって」などの接続語に下向きの三角形を付けて、順接であることを押さましょう。また、「また」「しかも」など並立・添加を表わす接続語にもこのマークを付けてください。
 次に、「2逆接マーク」は、「土砂降りとなった。しかし、試合は決行された。」のように、前後で反対の内容が述べられているもの。「しかし」「だが」などの接続語に上向きの三角形を付けましょう。
 続いて「3要約・言い換えマーク」は、「理性を有する動物、つまり、ヒト」のように、前後で同内容が述べられているもの。「つまり」「要するに」などの接続語に下向きの矢印を付けましょう。なお、前後のどちらかがキーワードになりますので、見逃さないことが肝心です。
 「4対比マーク」は、「一方」「これに対して」などの接続語で前後の内容を対比するもの。砂時計のマークを付けたうえで、前後のどちらが〈言いたいこと〉に当たるかを判断してください。
 「5重要接続語・文末表現マーク」は、「こそ」「~ではないか」などの強調表現に波線を引くものです。強調されているのですから、当然〈言いたいこと〉に関わります。特に、定義をする「~とは」の表現は要チェックです。
 「6指示語マーク」は、「これ」「その」などの指示語に二重線を引くものです。とりわけ、「このような」「そういう」などの〈幅広い指示語〉は重要ですので、必ず押さえてください(第47回・第53回などを参照のこと)。
 今年度(2023)の共通テストの問題を解説した、第82回の記事でも述べたとおり、語と語、文と文のつながりを捉えることが文章読解の基礎であり、そこから内容的な濃淡も見えてきます。これらの攻略アイテムを用いて、それを「見える化」してください。
 次回は後半の6~10のアイテムを解説します。

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第7回 現代文の勉強・②「意味」よりも「型」のほうが大事

 前回は、現代文の勉強法の手始めとして、どうやって筆者の〈言いたいこと〉に線を引けばよいのかについてお話しました。現代文は「日本語の運用のしかた」を問う科目です。まずは、これに基いて作られた「攻略アイテム10」にしたがって、手を動かしてみてください。動かしているうちに、しだいに線引きするのが楽しくなってくるはずです。
 今回は、『新・ゴロゴ現代文〈基礎~必修編〉』の冒頭に掲載されているこの「攻略アイテム」について、さらに掘り下げていきましょう。
 前回の記事では、現代文が苦手な生徒の2つのタイプについて例として取り上げました。線引きが全然できないタイプも、文章のほぼ全てに線を引いてしまうタイプも、文章の内容的な濃淡が見極められていないということでした。これを裏返せば、現代文が得意な生徒というのは、濃淡を意識しながら読んでいる、ということです。そして、筆者の〈言いたいこと〉を確実に捉えられるということです。
 なぜそのようなことができるのか? 観察していると、小学校のころから十分に読書経験を積んでいる生徒が多いように感じます。さまざまな文章に接するうちに、「日本語の運用のしかた」が自然と身につき、教わらずとも筆者の〈言いたいこと〉がつかめるのです。
 国語の学力は読書量に比例するので、数多くの文章に触れてほしい。これは切なる願いですが、入試まで1年を切っている受験生にそのような余裕はありません。ですから、現代文が得意な生徒が読書を通じて自然と身につけている「日本語の運用のしかた」を、苦手な生徒は体系的に学ぶ必要があります。そのためのツールが、「攻略アイテム10」なのです。「攻略アイテム10」はきわめて実戦的に作られており、手を動かしているうちに筆者の「言いたいこと」にたどりつけるようにできています。
ここで重要なのは、「型」は「意味」よりも優先される、ということです。現代文を読んでいて、途中から意味が分からなくなり、全く見当違いの読みをしてしまったという経験は、誰にでもあると思います。それは少し考えれば当然です。現代文(評論文)では、近代や言語といった日常では話さない高度な内容が論じられています。ですから、「意味」を取り違えてしまっても致し方ありません。
 そうしたときにこそ、「攻略アイテム10」は威力を発揮します。「意味」が分からなくても、「~ではなく」の後には〈言いたいこと〉が来るとみなして線を引いているうちに、「意味」も見えてくるのです。「攻略アイテム10」が基づく「日本語の運用のしかた」は、「型」とも言い換えられるでしょう。「意味」は取り違えますが、身につけた「型」は絶対に間違えません。だからこそ、「意味」よりも「型」を優先させてほしいのです。
 次回からは「攻略アイテム10」について一つ一つ見ていきましょう。

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第5回 国語の勉強法・⑤地道に品詞分解することが古文攻略の近道

 前回は、古文の勉強法として、助動詞のマスターが最初の目標になるということをお話しました。古文は、単語も含め「②覚える」ことが多いですが、日々の努力で少しずつ積み重ねていってください。
 さて、今回は「①理解する」と「③使いこなす」の部分についてお話したいと思います。古文において、「①理解する」にあたるのが品詞分解です。そして、これなしに「③使いこなす」にあたる内容の読み取りに進むことはできません。それほどまでに古文では品詞分解が重要なのです。
 品詞分解の重要性については、前回の記事でもその一端をお話していました。品詞分解が必要とされるのは主に助動詞です。というのは、助動詞は活用すると形を変えるので、判別しなければならない場合が多々あるからです。前回は「ぬ」(完了「ぬ」終止形/打消し「ず」連体形)を例に挙げましたが、今回は「らむ」を取り上げましょう。
 文中に「らむ」が出てきたからといって、100%現在推量の「らむ」であるというわけではありません。例えば、「走らむ」はどうでしょうか? 動詞「走る」の未然形に「む」が付いた形です(「む」の意味は主語や文脈から判断することになります)。同様に、「あらむ」も動詞「あり」の未然形に「む」が付いた形で、四段活用とラ行変格活用では未然形の活用語尾に「ら」が出てきますので、「(走)ら/む」と品詞分解する必要があります。
 では、「花咲けらむ」という文ではどうでしょうか? 「咲け」は四段活用の動詞「咲く」の已然形です。だとすれば、四段活用の已然形に接続する「ら」は……と考えれば、完了・存続の助動詞「り」の未然形であると判別できますね。それに「む」が付いた形です。つまり、「花/咲け/ら/め」と品詞分解できて、「花は咲いているだろう」と解釈できます(ここでの「む」は主語が三人称の「花」ですので推量です)。
 現在推量の助動詞「らむ」は、終止形接続です。裏を返せば、終止形接続でなければ、現在推量の助動詞「らむ」ではありません。こうしたことを、品詞分解によって一つ一つ判別していく必要があるわけで、だからこそ、品詞分解は重要なのです(もちろん、活用形と接続を覚えていることが前提ですので、スラスラ言えるまで繰り返しましょう)。
 学校の授業などで先生に「きちんと品詞分解しながら読みなさい」と言われても、面倒くさいと感じているかもしれません。しかし、先生がそのように口を酸っぱくして言うのには理由があります。品詞分解をせずに、文の意味を確定することはできないのです。そして、品詞分解できれば、古文は読めたも同然です。ですので、地道に品詞分解する作業をこなしていってください。それこそが古文攻略の近道です。

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第4回 国語の勉強法・④古文は助動詞のマスターを第一目標に

 前回・前々回と2回にわたり、現代文の勉強法についてお話していきました。現代文は、やはり問題演習の〈量〉が肝心です。〈質〉の部分にあたる、「①理解する」=読み方・解き方の習得、「②覚える」=漢字・語彙のマスターと平行して、「③使いこなす」=問題演習にも力を入れてください。「同じ問題を2回解く」ことも大切です。
 さて、今回からは、古文の勉強法に話を進めていきましょう。古文の場合は、「②覚える」から始めるのが良いと思います。具体的には、単語と文法のマスターです。古文は、現代文と比べると、「②覚える」の部分が大きなウェイトを占めます。大変に思えるかもしれませんが、裏返せば、覚えさえすれば合格点を取ることが十分に可能です。毎日コツコツと努力して、知識を積み重ねていきましょう。
 単語に関しては、もちろん『新・ゴロゴ古文単語』を使ってください。古文単語を覚えていくうえで、最も大切なのは、それぞれの語が持つ〈イメージ〉をつかむことです。語の〈イメージ〉をつかんでいれば、多義語でも意味を類推することができます。例えば、「いみじ」の〈イメージ〉は「程度がはなはだしいこと」であり、そこから、素晴らしい・ひどいなどの意味が生じます。『新・ゴロゴ古文単語』は、ゴロだけでなく、そうした〈イメージ〉を例文つきで解説していますので、しっかりと理解してください。
 次に、文法に関しては、助動詞の活用形・接続・意味がスラスラ言えるようになる、ということを第一の目標としてください。というのも、古文は助動詞が文の意味を決めると言っても過言ではないからです。打消しの「ず」がつくだけで、肯定から否定へと一変しますよね。また、「む」が出てきた場合には、主語によって意志(一人称)・適当(二人称)・推量(三人称)と意味が変わります。文の意味の決定に助動詞が大きな役割を果たしていることが分かります。
 また、動詞や形容詞は活用していても語幹は変わらないので見ればすぐに分かりますが、助動詞は、例えば過去の「き」(せ/〇/き/し/しか/〇」のように特殊な活用をするものがあったり、文中に「ぬ」と出てきた場合は完了「ぬ」の終止形か打消し「ず」の連体形か判別しなければならなかったり、見分けるのにひと手間かかります。ですので、そのために活用形と接続をマスターしておく必要があるのです。
 なお、助詞は、語と語・句と句・文と文の関係を示す働きをしますので、文法書でざっと整理したうえで、読解演習を通じて習得する方が効率的でしょう。その点も含め、次回は古文読解の方法に話を進めていきたいと思います。

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第3回 国語の勉強法・③現代文は問題を2回解いて初めて力がつく

 前回は、現代文の学習法について、「①理解する」=読み方・解き方の習得と「②覚える」=漢字・語彙のマスターについてお話ししました。どんな科目でもそうですが、現代文の場合は特に勉強の「質」を高めることが先決です。『新ゴロゴ現代文』シリーズの〈基礎~必修編〉〈漢字〉〈語彙テーマ〉を活用して、正しい勉強法を身につけてください。
 さて、今回は〈質〉から〈量〉へと話を進めていきましょう。〈質〉に〈量〉をかけ合わせることで、現代文の成績は上昇します。「③使いこなす」=問題演習が〈量〉にあたるわけですが、問題演習の具体的なやり方がカギを握ります。
 まず、使用する教材としては、『新ゴロゴ現代文問題集〈基礎~必修編〉』が最適です。『新ゴロゴ現代文〈基礎~必修編〉』で説明した「日本語の運用のしかた」に即して解説していますので、インプットした内容を実際の問題でどのようにアウトプットするのかを習得してください。
 次に、問題演習のやり方ですが、鉄則として「同じ問題を2回解く」ということを肝に銘じてください。
 1回目はもちろん自力で解きます。そうしたら、解説を読んで、自分の解き方が間違っていなかったかどうかを確認ください。それは、たんに答え合わせをするのとは違います。正解だったとしても、「日本語の運用のしかた」と言葉の意味に沿って明確な根拠をもって解答できたかたかどうかを、振り返るのです。
 現代文で同じ文章が出題されることは稀ですが、「日本語の運用のしかた」はあらゆる文章・問題に通用します。また、漢字や語彙も、実際の文章における使用例に接することで自分のものとなります。解説を読むというのはそのために必要なことと考えてください。
 しかし、解説を読んで理解したというところで留まっていては、別の問題でそれを使いこなせるということにはなりません。ですから、1回解いた問題を、解説を読んだ後、もう1回時間を置いて解いてみるということが肝心です。正しい読み方・解き方が身についているかどうかを、確認することが必要なのです。
 そこで、1回目の演習をする前に、問題のコピーを取っておいてください。文章を読む際には大事なところに線引き・マークをしていきますし、解説を読んだ後にもポイントを書き込んでいくでしょう(線引き・マークのしかたについては『新ゴロゴ現代文〈基礎~必修編』で説明しています)。ですから、2回目の演習のために、あらかじめ何も書き込まれていない真っ新な問題を準備しておくのです。
 以上が現代文の勉強法です。「①理解する」=読み方・解き方の習得・「②覚える」=漢字・語彙のマスター・「③使いこなす」=問題演習の3つを心に刻んで、今すぐスタートを切ってください。エンジンがかかるまでは時間がかかりますが、しだいにスピードが加速されていくはずです。
 次回からは古典の勉強法についてお話していきます。

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第2回 国語の勉強法・②現代文の勉強の「質」を高める

 前回は、「①理解する」「②覚える」「③使いこなす」という勉強の3つの要素についてお話ししました。インプットしたことがアウトプットできるようになって、勉強は目標を達成したと言えます。どの科目でも、この3つの要素のバランスに注意してください。
 さて、今回からは国語の勉強法についてお話していきましょう。まずは現代文からです。多くの受験生にとって、現代文は最も何をしたら良いのか分からない科目なのではないかと思います。ですので、できるかぎり具体的に勉強のしかたを説明していきます。
 大前提として、現代文において勉強の3つの要素にあたるものはそれぞれ何なのでしょうか? もちろん要素が重なり合って簡単には分類できない部分もありますが、ざっくり言うと、「①理解する」は読み方・解き方の習得、「②覚える」は漢字・語彙のマスター、「③使いこなす」は問題演習にあたります。
 まず、「①理解する」=読み方・解き方の習得ですが、現代文というのは突き詰めると「日本語の運用のしかた」を問う科目であると言えます。
 私たちは日本語を母語として何気なく用いていますが、客観的に分析すると、「このように」「そういう」といった指示語(「これ」「その」などと区別して「幅広い指示語」と呼んでいます)を用いてそれまで述べてきた内容をまとめたり、「~ではなく」といったん否定してから主張を述べたりしたりします。
 そうした「日本語の運用のしかた」を理解していれば、本文の内容を的確に理解できますし、また、問題に対しても理詰めで明確な根拠をもって解答することができます。『新ゴロゴ現代文〈基礎~必修編〉』で整理していますので、ふだんは意識することのない「日本語の運用のしかた」をしっかりと理解してください。
 次に、「②覚える」=漢字・語彙のマスターですが、言葉を知らなければ文章の内容を理解できるわけがありません。特に、現代文が苦手な受験生というのは、言葉が分からないから遠ざけてしまうという面があると思います。ですから、苦手意識を払拭するという意味では、ここから始めるのが良いと思います。『新ゴロゴ現代文〈漢字〉』と『新ゴロゴ現代文〈語彙テーマ〉』を並行して進めてください。言葉の意味が分かれば文章の内容も理解できて、現代文の勉強が楽しくなってくると思います。
 ここまで述べた「①理解する」=読み方・解き方の習得と「②覚える」=漢字・語彙のマスターは、国語の勉強における「質」の部分にあたります。あらゆる科目でそうですが、とりわけ現代文は、やみくもに勉強していても成績は上がりません。ですから、勉強の「質」を高めることが先決です。
 そこに、「量」をかけ合わせることで、現代文の成績は飛躍的に上昇します。それを担うのが「③使いこなす」=問題演習ですので、次回はこの点についてお話します。

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第1回 国語の勉強法・①「勉強」の3つの要素

 今回から、来年の入試に向けたスタートラインを切る受験生の皆さんに、国語の勉強法についてお話していきたいと思います。多くの受験生にとって、国語というのは何をしたら良いのか分からない、つかみどころのない科目だと思います。勉強しても意味がないと感じている人もいるかもしれません。
 しかし、それは違います。正しい勉強のしかたを身につけて、適切な勉強量をこなせば、確実に成績が上がります。むしろ、きちんとした勉強のしかたが分かっていない受験生が多いぶん、ライバルに差をつけやすい科目とも言えるでしょう。皆さんには、正しい国語の勉強法を実践して、第一志望合格という勝利を勝ち取ってほしいと願っています。
 さて、今回は「国語」の勉強法に入る前に、「勉強法」全般についてお話しましょう。そもそも、「勉強する」というときに、何を勉強するのか? そこには3つの要素があります。「①理解する」「②覚える」「③使いこなす」です。
 まず、「①理解する」は、あらゆる科目において勉強の根幹に位置づけられるものです。数学であれば定理や公式を理解する。英語であれば文法を理解する。理解していなければ、公式を用いて問題を解いたり、文法に即して解釈したりすることはできません。
 次に、「②覚える」は、勉強において最もウエイトを占める要素です。人間とは忘却する生き物です。昨日の晩ご飯は? と聞かれて、とっさに思い出せなかったりしますよね。勉強も同じで、せっかく理解しても、そのまま放置していたら、すぐに忘れてしまいます。理解したことを定着させるには、頭の中で繰り返し暗唱するなどして「②覚える」ことが必要です。
 最後に、「③使いこなす」は、勉強のゴール地点と言えるものです。何のために「①理解する」「②覚える」のかと言えば、問題が解けるようになるためでしょう。頑張って古文単語を覚えたのに、いざ問題の文章で出てきたら思い出せない、というような経験はありませんか? 真面目な受験生ほどインプットに偏りがちですが、インプットはアウトプットのためにあるということを肝に銘じて、適度な演習量を勉強に組み込んでいきましょう。
 これら勉強の3つの要素は、「①理解する」→「②覚える」→「③使いこなす」の順にこなしていくのが理想ではありますが、実際にはそのように進んでいくとは限りません。よく分からないけれどもとりあえず覚えておいて、後から意味が理解できた、とか、問題演習を繰り返しているうちに公式が自然と覚えられた、というようなことも、多々あります。ですから、「理解しないまま暗記しても意味がない」などと堅苦しく考えず、3つの要素を同時並行して進めていきましょう。また、3つの要素のバランスにも注意してください。
 次回からは、「国語」の勉強法について具体的にお話していきたいと思います。

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