正解発表!

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細かく品詞分解すると、「居/られ/申さ/ず」=「居(ゐ)」はワ行上一段動詞「居(ゐ)る」の未然形、「られ」は可能の助動詞「らる」の連用形、「申さ」は謙譲の補助動詞「申す」の未然形、「ず」は打消の助動詞「ず」の終止形となる。

ポイントは、

1、「居(ゐ)」をちゃんとワ行上一段動詞とわかったかどうか。
2、「申す」を謙譲の補助動詞とわかったかどうか。

全文訳は、
「中にばかりも息ごもりて、居られ申さず」
=「中にばかりでは,息が詰まって,居ることができません」

となり、「られ」はここでは下に打消「ず」を伴って「可能」の意で用いられているところもチェックだ。
上一段動詞については『古文文法ゴロゴ』P23で復習しよう。