最終的な正答率は15%!
ほぼ絶望的な数字であることを肝に銘じて勉強してください。

正解発表!!

4 受身

「ア段+る」なので、未然形接続の「受身・尊敬・可能・自発」の「る」と分かるが、問題はそこからです。(5の完了にした人は、猛烈に反省!!)

ここは口語訳できる力がないと正解できません。

「これほど国中の人々に誕生を祈願(され)なさっていた今の帝の第一皇子が、わが家に生まれなさって、思いどおりの帝のおでましもあった。」
 
ということで、4「受身」が正解とわかる。

問われている(れ)の直後が「させ給へ」と二重尊敬なので、「る」は「尊敬」ではない(三重尊敬はない!)。

また、可能で訳すには下に打消し語がないし、文脈的にも無理。
残るは「自発」と「受身」の二つです。

「願ふ」を心情語とみれば「自然と願う」と訳すことになりますが、「国中の人々が自然と願う」という解釈は不自然。

ここでは「国中の人々に誕生を祈願されなさっていた」と受身の訳が当てはまるのです。

文法をしっかり固めるかどうかが、センター古文攻略のカギを握ります。

『古文文法ゴロゴ』、やるべし!!

それから、未だにどう勉強したらいいかを尋ねてくる人がいますが、勉強法に関してはすべて『勉強の鬼原則』に詳しく書いてありますので、それを読んでみてください。

誰にでも出来、そしてちゃんとやれば必ず成績の上がる勉強法が書いてあります。