2016年1月4日
青学の古文文法問題の解答!!
正解発表!
正答率は60%
(4)
今回の「なむ」の識別のポイントは「なむ」の下の「世」という体言(名詞)だ。
この「なむ」は「世」にかかっていて、「な」は完了(強意)の助動詞「ぬ」の未然形、「む」は推量の助動詞「む」の連体形で、ここは婉曲の意で「ような」と訳すのがポイント。
「山は裂け、海は褪せる『ような』世になろうとも」と訳すのが正しい。
この場合、「連用形+『な』+『む』」という形をとるので、「あせ」は「あす」の連用形。つまり「あす」は下二段動詞とわかるわけだ。
「な」は正確には強意の「ぬ」の未然形。解答は完了となっているが、ここでは完了の意味はない。
問題の「む」は、下の「世」にかかっているので「連体形」で、「体言に付く『む』は『婉曲』!」という超ー大切なパターンだ。
助動詞の「む」と「べし」はセンターで頻出!!
文法ゴロゴを確認のこと!!