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カテゴリー: 板野の受験指南
ゴロゴネット 編集部
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『現代文ゴロゴ 解法公式集』、やるべし!!

さて、受験生ならばもう『漢字ゴロゴ』はパーフェクトにマスターしましたか?

それから『語句ゴロゴ』の「テーマ43」も必ず読んで理解してください。こうした知識をおろそかにしていては、現代文の読解なんて覚束ないのは当たり前です。

国立大医学部医学科に合格した先輩から、「特に理系の人は、センター現代文の攻略のために『語句ゴロゴ』を読むように薦めてください」とメールがきました。もちろん文系の人も現代文の頻出テーマ攻略はお早めに!

それから、『現代文ゴロゴ 解法公式集 1センター試験編』について、次のようなうれしいメールが来ました。

「板野先生初めまして。 私は国公立の医学科を目指す高3の女子です。

もちろん理系なので、今まで数学や物理化学に時間を費やし、これといって現代文の対策をしてきませんでした。

しかし、この時期になって今までなんとなく点数の取れていた国語が足を引っ張るようになってしまいました。

センター試験で9割取らなければならない私にとって200点分を「なんとなく」取るのでは足りないのです。

勉強法も今さらわからず、もう無駄かもしれない…と絶望的な気持ちで本屋へ行き、偶然『現代文ゴロゴ 解法公式集』を手にしました。

それが今日の夕方のことです。

それから私は死に物狂いでパターン集を読み込み、5時間で読破しました。 それからセンターの過去問の初見の問題をやったところ、今まで6〜7割しかとれていなかった現代文でなんと全問正解しました。

たまたまかもしれないと思ってその前の年度の問題も解いたところ、またもや全問正解。

嬉しさのあまり涙が止まらなくなりました。わずか5時間前とは全く違う私に変貌したのです。

一夜明けて忘れないように、このあとも過去問演習を繰り返したいと思います。本当にすばらしい参考書を創ってくださってありがとうございました。」

こんなに褒めてもらって著者としてうれしい限りですが、まだ『現代文ゴロゴ 解法公式集 1センター試験編』をやっていない人は、早めにやって現代文を得意科目にしてください。

ちなみに、文系の人は、まず最初に『現代文ゴロゴ 解法公式集 2国公立私立大編』をやってみてください。

攻略アイテムを使いこなし、解法公式をマスターしたら、どんな大学の問題でも間違いなく合格点が取れるようになります。

なぜなら板野自身が毎年このアイテムと公式を使って、すべての大学の問題を解いているからです。

間違いない!!

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ゴロゴネット 編集部
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「死んでも、勝て」

リオオリンピックでの日本人選手の活躍が連日報道されています。逆転での勝利や悔しい敗戦などいろいろですが、どうあれ、いずれもとてつもない努力の果てに得た結果です。

受験生はテレビにかじりついているわけにはいかないと思いますが、そうした選手たちと同様、自分が戦っている本人のつもりで、悔いのない勉強をして受験に臨んでください。

オリンピック四連覇を成し遂げた、伊調選手のお母さん(故人)の言葉は、

「死んでも、勝て」

だったそうです。
受験とて同じ。

「死んでも、受かれ」

必死でやろう!!

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ゴロゴネット 編集部
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赤本の活用法 その弐

第二章「赤本で逆転の戦術を練る!」編

●非公表の「合格最低点」は予備校の周辺から集める!
志望大学の合格最低点はぜひとも入手したい重要データである。非公表の大学も多いが一部の予備校ではかなり正確な合格最低点の推定値を持っていることがあるので、こうした情報をいち早くキャッチする能力も、身につけたい。

●合格最低点から読み取るもの
一般に合格最低点は毎年大きく変動しない。大学によって合格最低点の高い、低いといった傾向もハッキリしている。具体的には①「低い=5割前後」、②「普通=6割前後」、③「高い=7割前後」の3つに分けられる。①は科目数の多い国公立大によく見られるタイプ。②は難関私大の多くの学部がこのタイプである。③は問題がやさしめか、医学部のようにレベルの高い受験生同士の少数激戦となるときのパターン。ただし気をつけてほしいのが、合格最低点を素点ではなく偏差値で発表している大学があることだ。偏差値を素点と勘違いして60%取れば合格だ、と思っていたら素点では75%必要だった! ということが多々あるので十分に注意して欲しい。

①ズバリ苦手科目を捨てて、得意科目を伸ばして合格最低点をクリアーする。三科目受験であれば、二科目で大きく得点できれば、苦手科目は十分カバーできる。

②私大は、科目数が少ないので苦手科目を作ってはダメだ。現実的な攻略法はまず、「英語を7割ラインまで持っていくことを最優先課題に掲げる」。難関大は英語の配点が他科目よりも高い場合が多い。残った国語、選択科目は「しのぎ科目(5~6割目標)」と「勝負科目(7~8割目標)」に振り分けて、どちらか一つにより多くの時間をかける。基本は3戦全勝、ダメでも2勝1分を狙おう。

③合格最低点が70パーセントなら、プラスマイナス15パーセントの範囲で、各科目の目標得点を設定する。合格最低点が高い大学はかなりギリギリの点での勝負になるので、1点をおろそかにしない勉強をすることも大切になる。早稲田などは合格得点が75%以上になる年も珍しくなく、1点に100人程度重なる場合がある。漢字や文学史一問で合否が分かれることなど日常茶飯事のことだ。自分の実力を客観的に判断しながら、そのつど勉強計画を柔軟に軌道修正していく能力が必要である。

●センター試験の目標得点
国公立志望者はセンター試験の目標得点を設定する。センター試験で何点取ればいいかという目安は、「蛍雪時代」の付録や「全国大学案内」の「国公立入試難易ランキング」のページにまとめられている。これらのランクは、予備校によって表示の仕方や数値に違いがあり、おおむね高めに記されていることは知っておこう。

○二次試験重視型の大学の対策
二次試験重視の大学を目指す場合、センター試験では90%前後を一つの目標として、それ以上の得点を取ることにあまり時間を割かないほうがよい。センター試験は80%までは楽に得点率を伸ばすことができるが、80%を超えて90%を目指すとなるととたんにコストパフォーマンスが落ちるからである。残された少ない時間で逆転を狙うなら、センター試験は足きりを逃れる程度の目標得点でよしとし、二次試験対策に多くの時間を回したほうが合格の可能性が高まる。

○一対一前後の比率の大学の対策
センター試験と二次試験の配点比率がほぼ同等の場合、センター試験での失敗を二次試験で挽回しにくくなる。よって、センター試験の目標得点は、合格者平均を目標とし、二次重視の大学よりも少し厳しめに設定したほうがよい。

○センター重視型の大学の対策
センターと二次試験の配点比率が2対1以上の大学の場合は、センター試験で逃げ切る戦術を取る。一般的にセンター試験重視の大学の二次試験は「英語のみ」や「面接・小論文」など、負担はかなり軽い。二次試験で逆転、という発想は捨てて、センター試験で逃げ切る戦術がよい。目標は「入試難易ランキング」で公表された点数の一割上を目標得点としよう。

●センターの目標得点が設定できたら
センター試験の全体の目標得点を設定したら、これを各科目に分配する。分配は、「得意・不得意科目」「科目にかけられる時間」を総合的に判断し、無理のない程度で設定する。まず、2年分のセンター試験の過去問を解いてみて、現時点での得点を把握すること。あと何点足りないのかを数字でしっかりと自覚することで、今後やるべき課題が見えてくるはずだ。

●二次試験の目標得点が設定できたら
国公立の二次試験(私立では本試験とする)の目標は、前年度の合格最低点に5~10点上乗せした点数を目標得点とするのがよい。国公立は科目数や問題の難易度にバラつきがあるので、大学によって合格最低点には幅ができる。配点の高い科目や、難易度の高い科目の場合は、50~55%、標準的ならば60~65%を目標とするとよいだろう。また、科目数が多いほど合格最低点は低めになる傾向なので、このあたりは赤本を分析して、おおまかな目標得点を割合で出すこと。
私立の場合は、60~70%のラインが一般的だ。不明な場合は65%を目標にしておくとよいだろう。ただし、問題が易しめの場合は70%のラインに設定する。

●それぞれの目標得点が設定できたら
目標得点が設定できたら、次はそれぞれの科目に割り振る。その場合に注意することは、3つ。

①問題の難度が高い場合は、80%以上の無理な設定をしないこと。
②苦手科目も80%以上の無理な設定をしないこと。
③英語はどんなに苦手でも、60%ラインを目標とすること。

とくに大切なのは、③だ。私立など英語の配点が高いところでは、英語が60%に達しないと、選択科目と国語が80%以上必要となり、かなりの負担がかかってしまうので、最低でも60%を目標にすること。
科目ごとに割り振る際に、「得意科目(自分にとって易しい)」「勝負科目(高得点を狙う)」「苦手科目(自分にとって難しい)」「しのぎ科目(足を引っ張らない程度)」「抑え科目(合格最低点付近を狙う)」に分類し、それぞれの科目の役割を与えて考えるといいだろう。
「勝負」「抑え」「しのぎ」の科目にどれだけの得点を配分するかは、受ける大学・学部の合格最低点の高さや配点によって変わってくるが、たとえば3科目受験の私立で、配点がすべて同じで合格最低点の得点率が60%なら、勝負科目80%、抑え科目60%、苦手科目40%という設定も可能である。

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ゴロゴネット 編集部
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赤本の活用法 その壱

●赤本の役割は?→「情報源」「問題集」という二つの役割がある!

○情報源としての赤本活用
→赤本を早く使ってきた人ほど現役で受かっている!
合格最低点という課題を設定して、その課題を達成するための情報を過去問から引き出して戦術を作成する。

○問題集としての赤本活用
→赤本は、傾向も難易度も出題パターンも、志望校と「そっくり」の問題ばかりを集めた志望校専用の問題集である。

第一章「志望校を決める」編

●志望校の選び方
×「模試の結果と偏差値ランキングをみて志望校を決める」→自分の可能性をみずから閉ざしている!
自分の持ち味を最大限に活かせば、1、2ランク上の大学に受かることも夢ではない!

○得意科目を活かす
①配点を見る
英語が得意なら、英語の配点が高い大学を狙う。国語と選択科目が得意な場合は、なるべく英語と同じ配点の大学学部を狙う。

②難易度を活かす
得意科目の場合は問題が難しいほうが有利である。例えば国語が得意な人は、国語が難しい大学と相性がいい。

○苦手科目を殺す
①苦手科目がやさしめの問題をだす大学・学部を狙う。得意な人と差がつきにくいから。
②難度がケタはずれに高い問題が出た場合も、得意な人でもそうそう得点できず、結果的に苦手な人と差がつきにくい。たとえば、東大の数学は難しいので文系であれば完答0でも他の科目でカバーすれば合格できる。

●難度の把握をする方法
「各大学の入試問題の難度を把握すること」=自分の特徴を生かせる志望校を探すときに役立つ。第一志望校を決めた後、具体的な志望校戦術や勉強方法を考えるときに必要になる重要情報源の一つである。

○どうやって把握するか?
自分で解いてみるのがいいように思えるが、半年前、一年前のまだ実力がついていない状態では、過去問を解いても全部難しく感じて、客観的な難度を測定することができない。そこで、「赤本」をフル活用する。赤本冒頭の「傾向と対策」にある科目別の「出題形式」「出題内容」「難易度」などの項目は難易度を知る手がかりとしてはかなり参考になる。ただ、難易度は抽象的に書かれていてわかりにくいこともある。その場合は各年度の問題のうしろにある解説ページに飛ぶと、解説の最後に「講評」という欄があることが多く、その年度の問題を全体的に眺めて、内容や傾向、難易度の推移についてのコメントが記されているので、参考にすることができる。

●国公立か私立か、選択の方法
志望校が決まっていない人はなるべく早めに国公立志望でいくのか、私立専願で勝負をかけるのか、決断したほうがいい。中途半端な国公立志向のままダラダラと一年間受験勉強を続けることは、百害あって一利なし!

○その理由
例えば文系の国公立志望なら、センター試験の数学や理科など、私大には必要のない科目にも時間をとられることになる。これらの科目が苦手であればあるだけ、余計に時間をとられて、本来伸ばすべき英語や国語や選択科目などに十分な時間を回せなくなる。結果的に、英語の伸びは目立ったほどではなく、数学や理科も思うように伸びず、年明けにあわてて志望校を私大に変更する人が多い! そうなった場合、現実的に狙える私大はせいぜい中堅私大以下。英語がある程度のレベルまで伸びなければ、早慶をはじめとする難関私大には太刀打ちできない。

○選択の方法→センター試験の過去問を解いて判断する
現時点(5ヶ月前を想定)での英語と数学の仕上がり程度をセンター試験の過去問を解いて判断する。英語と数学の仕上がりが悪ければ(英語60%、数学50~60%程度)、これから先もこの二教科にかなり時間をつぎ込む必要があり、国語や地歴公民や理科に時間をまわす余裕がなくなる。

○チェックの方法
数学Ⅱ・Bが終わっている人(浪人生や進学校の生徒)は、英語+数学Ⅰ・A+数学Ⅱ・B(合計400点満点)、進度が遅い現役生は、英語+数学Ⅰ・A(合計300点満点)のトータルの得点を考える。センター試験も年によって難易度に差があるので、最新3年分を解いて平均値を出す。夏8月時期に、志望大学合格点の10%程度下であれば、合格は十分可能だが、20%以上低いとかなり厳しい(例えば旧帝大クラスで合格点85%とすると、8月時には75%以上の得点がほしい。地方国公立大であれば、65%程度が目安になる。詳しい合格点は各予備校などが発表しているデータを必ず参照すること)。

●国語力の生かし方(文系受験生)

○現代文が得意なら、偏差値15超の大学も視野に入れる!
  現代文のセンスがある人は、特別な対策なしにある程度の得点をたたき出してしまう。そのまま放っておくのはもったいない。さらに大学別の対策を立てれば「鬼に金棒」。例えば東大や早稲田は、現代文の難度が高いので、他の受験生に大きな差をつけることができる。国語を大きな得点源にして、偏差値15以上の大学を狙うことも可能だ。
現代文のセンスを判定するには、センター試験ではなく、国公立大なら東大、私立大なら早稲田の商学部、教育学部の過去問を解いてみる。東大は正答率が70%以上、早稲田なら正答率80%以上が合格点で、この得点が夏の時点で取れればかなり自信をもっていいだろう。古文は大学・学部によって難易度やウエイトがかなり違うので、まず現代文の相性を判定すること。

○現代文が苦手なら、古文(漢文)で勝負!
  現代文が苦手な場合は、確実に得点できる古文・漢文で勝負することになる。理系受験生でも、センターレベルの古文・漢文ならば短期間である程度得点を伸ばすことが可能だ。特に「漢文」はセンターではもっとも得点率の高い科目であり、2~3ヶ月の勉強で満点を取ることができる。文系受験生はセンター漢文は満点を狙って欲しい。センター古文は難易度が高いが、文法・単語を勉強し、問題集とセンターの過去問をやりこめば70%以上の得点はとれる。
  私立大の場合は中堅大学までであれば、文法と単語だけでもきちんと勉強すれば古文は満点も可能。
逆に言えば、古文が難しく、得点差が付く大学の場合、古文を得意科目にすることで現代文での失点はカバーできる。

●対策効率を調べる

○受験勉強は「幅広い学力をつける」ことではない!
試験に出ないことは、たとえ教科書に太字で書かれていても覚える必要はない。たとえば数学で「平面幾何」や「確率・統計」がでないことがはっきりしているなら、その単元はいっさい勉強する必要はない。選択科目でも、日本史・世界史での過去の出題分野を見て、受験大学が近現代重視ならば、そこに絞った勉強をするなどムダを省いた受験勉強によって、より上位の大学に受かるチャンスを拡大する。

●数学で戦う私大文系

○数学が苦手でない文系生は難関大学へチャレンジ!
数学は、選択科目ほど膨大な知識を暗記する必要がなく、解法パターンをストックしておけば、基本から標準レベルの入試問題なら、高得点をラクに叩きだせるのだ。

○数学選択の文系受験生を大学側が優遇する傾向
  難関私大は、地歴公民で重箱の隅をつつくような難問を出してくるが、数学は比較的素直な標準問題が中心で、できる人には相対的に数学選択のほうがおいしく感じられるはずである。特に高2まで理系にいて「文転」した人にとっては、私大文系の数学受験はおいしい。

○文系受験生で数学受験する場合
文系受験生で、数学受験を考えてみたい人は、まずセンターの過去問を解いてみて、半年前の段階で8割以上取れるようなら、十分にねらい目である。

●情報の集約化
赤本で調べたことを、大学・学部別に項目ごとに整理してカードに書き込む。具体的に調べる項目は、「受験科目・難易度・おおまかな傾向・配点・合格最低点など」受けてみたい大学はすべてカード化すべし! 
それらの大学のカードを並べて比較検討する。いちばん魅力を感じる大学や学部があれば、自然にそこが第一志望校になるだろう。しかし、そうでない場合は、自分の得意・不得意などの持ち味を生かせるところ、入試傾向の観点から、もっとも自分との相性のいい大学を選んだほうが、逆転合格の確率は高まるのだ。特に私大の場合は偏差値よりも相性で合否が決まる傾向が強く、偏差値なら10程度は無視して考えてもよい。

●第一志望が決まったら、併願校を選び出す!
 併願校は「第一志望の対策だけをやっておけば、そのまま併願校対策も兼ねられる」こと! 受験科目、入試傾向、問題の難易度などが第一志望校に近い併願校を選び出しておけば、併願校対策のために特別なことをしないですむのだ。併願校だけに必要な対策にはできるだけ時間をかけない。とにかく無駄なことは一切やらず、そのかわり、いまの実力ではムリだと思うような大学でも、残り少ない時間を最大限にうまく使って、なんとかギリギリ間に合わせて合格するのだ。

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ゴロゴネット 編集部
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センター試験の重要性!!

センター試験の平均点は55~60%程度です。標準偏差が約20%なので、得点率80%以内に約90%の人(約45万人)が収まる計算です。しかし、国公立・私立上位大の合格には80%以上の得点が必要なので、本当の勝負は得点率80%以上の、残り10%の人たち(約5万人)の間での勝負だということになります。

今の時代、大学が二極化してきています。上位5%の大学に受験生の50%近くが出願しているのです。その意味で、80%までの得点の取り方と、80%を超えたところでの得点の取り方とはまるで違うものなのです。

たとえば、今平均点である60%程度の得点率の科目があるとしたら、それを80%までもっていくのは単純に「量の勉強」で届くものが大半です。

英語なら単語・文法を覚え、長文問題を一日2題解く、というようなことをひたすらやれば、「英語に慣れる」ことにおいて80%の得点が取れるようなります。また数学なら、ⅠA・ⅡB分野の典型問題をそれぞれ200題ずつくらい暗記(パターン化)すれば、これも80%までは届くでしょう。

しかし、90%を狙うとなると「質の勉強」が絡んできたり、「本番強さ」「詰めのきびしさ」など、他の要因が絡んできたりします。

ここで問題なのは、すべての科目を平均して80%とることはなかなか困難である、という現実です。「量の勉強」の難しいところは、センター試験までに時間が足りず、結果的に間に合わない、ということです。そうなると平均して80%をとるためには、得意科目は90%を狙い、苦手科目はなんとか70%をキープするという「戦略」が必要になってきます。

前々から言っているように、苦手科目に関しては早めの対策で克服し、センターで最低70%をとれるように計画・実行しましょう。また、得意科目は貪欲に90%~100%を目指すべく、合格大作戦を展開します。

ちなみに、「二次試験対策をしていればセンター試験は得点できる。大は小を兼ねるのだ」という考え方をする人がいますが、現実はそんなに単純なものではありません。
センターはセンターでちゃんと対策をしなければ得点できないような試験になっています。

ここで経営の神様と言われた松下幸之助の言葉を紹介します。

「一方では『これで十分だ』と考えるが、もう一方は『まだ足りないかもしれない』と考える。そうしたいわば紙一重の差が、大きな成果の違いを生む」。

ギリギリのところでの紙一重の差が合否を分けるという話はもう何度もしてきましたが、それは実際に試験を受けてみるとより一層はっきりします。

例えばセンターの得点率80%が合否のボーダーの大学の場合、センター得点率77.5%では5人に1人しか合格しないのに対して、82.5%の生徒では5人中3人以上が合格するというデータが出ています。

多くの国公立大学には二次試験があり、そこで逆転することは可能ですが、センター試験の得点率と最終的な合格率は見事に比例しているのです。

センターと二次の比率が1対4で、圧倒的に二次勝負と言われる東大ですら、センター試験の得点と合格率とが見事に比例しているのです。これはみんなに真剣に受け止めてもらいたい事実です。

東大文Iの場合、センターの得点率が82.5%だと合格率はわずか5%、85%だと合格率は10%、87.5%だと合格率は40%に跳ね上がり、90%だと合格率は55%、92.5%だと合格率は90%近くにも達します。

センターと二次の比率は1対4なのですから、ここまで顕著にセンターの得点率と合否が比例しなくてもよさそうなものですが、センターの得点率が80%を超えてくると、わずか2.5%の差は予想以上に重く、結果へと結びつくのです。

現代文ならば漢字一つが2点、小説の語句が3点、古文なら単語一つが5点、漢文なら漢字の読み・意味が4点。これらをきちんとこなすことで200満点中14点アップ、つまり国語全体の7%もの得点率を占めているわけです。

もちろん読解問題は一問8点前後の得点があり、一問で4%得点率を持つわけなので、それらを得点することが大切なのは言うまでもありません。本末転倒して、得点の小さなものだけをとることに時間を割く必要はありません。しかし、80%以上の得点率を目指す場合は、小さなものの積み上げが効いてくるということをしっかり理解して残りの日々を勉強してください。

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ゴロゴネット 編集部
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「セルフレクチャー+白紙のルーズリーフ」作戦

浪人生からこんなメールが届きました。
参考にしてください。

板野先生こんにちは!
現在浪人してるものです。

GWは予備校の授業でなかなか鬼勉(※板野注『勉強の鬼原則』)を買うことすらできませんでした。
夏に入って今日ようやく読めました。

僕はあることに驚き、また自分の分析に確信を持ちました
僕が今年の受験での敗因として分析していたことが原則として出ていたのです!

わかる → できる

ということです。

「わかること」と「できること」の間にはこの文面では表せないほどの差があるということです。
そこでこの敗因への対策も自分なりに考え実践してます。

それは、一度、理解した問題を週末に白紙のルーズリーフに0から解答を作り上げることです。

やってみると自分が授業でわかったと思った部分が書けないという現象が頻発しました。
でも2,3回繰り返すうちにできるのです!
本当に嬉しくなって毎週やってます。

今日、セルフレクチャーという目から鱗の勉強方法を板野先生からおしえていただいたので、この白紙演習と組み合わせてやっていきたいと思います。

是非後輩の皆にもやってもらいたいです。
長文を読んでいただきありがとうございました。

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ゴロゴネット 編集部
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阪大法学部に合格した一浪生からのメッセージ

今回は、昨年も紹介した先輩の合格体験記を紹介します。


こんにちは。大阪大の法学部に浪人して合格したものです。

現役の時はいわゆる不良で勉強もほとんどしたことがなく、現役のセンターでは442/900でした。
特に英語は56点という悲惨な状況で、もちろん国立は全部DかEでした。ですが立ち直り1年必死に勉強してセンター本番では86%にまで上がり、早稲田政経、慶應経済、大阪法に合格しました。

僕は一日平均17時間は勉強しました。睡眠5時間で浪人中は他にほとんどなにもしませんでした。

それが自分が難関大学に入る為の最低限のノルマだと思っていたからです。
7月頃は20時間やっていてついに倒れて運ばれましたがその後も変わらずやってました(おかげで4回倒れました)。

腕が痛くて医者に行ったこともありました。僕の場合は、はいあがる方法が他になかったので本当に必死でやりました。

難関合格圏の人に10時間程度の勉強ではとても逆転なんてできません。それくらいみんなやってます。逆転なら15時間は最低やるべきです。今の時期、効率などを考えてもしょうがないと思います。

やってるうちに効率は思いついてくるものです。

効率良くて量も多くなると無敵です。強いて言えば基礎を徹底してやるべきです。
難関志望生は意外にそこでつまずきます。

難問なんか今の時期やる必要はないし入試にも出ません。
最後に、板野先生ありがとうございました。」

というものです。
倒れるまでやるのはちょっと極端だとは思いますが、彼の努力は大阪大学合格という形で実ったのです(睡眠時間はもう少しとってね)。

難関大学を狙っている人が、このくらい勉強しているという事実を肝に命じて勉強していきましょう!!

合格を勝ち取るのは甘くないぞ!!

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ゴロゴネット 編集部
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○N美さんからの質問に答えます!

○N美
『勉強の鬼原則』のセルフレクチャーについてですが、私は結局問題を書いて解くよりも時間がかかってしまいます。
というのは、先生になったつもりで解説していると結局解答をすべて書きながらになってしまい、また、まだ完璧ではない問題ではノートを確認しながらなのですごく効率が悪くなってしまいます。
そのため結局セルフレクチャーを今はしていません。やり方を詳しく解説してください!

○板野より
結論から言うと、セルフレクチャーで時間がかかるのは当たり前のことです。
たとえば、板野がセンター現代文の解説をする時、本番では30分で解くべき問題を90分かけて解説します。
そして、その授業の予習は、最低でも一時間はかかります。
つまり、30分の問題に対して、その五倍の時間をかけて、解き、理解し、説明し、身に付けていくわけです。

プロの予備校の先生でもそうなのです。
みんながやって時間がかかるのは当たり前のことです。

逆に言えば、それ以下の勉強しかしていないので、一見勉強したように見えても、それはやったフリにすぎず、結局身に付いていないから、本番でも得点できないのです。
他にも「まな」さんが、復習の仕方を質問してきましたが、是非セルフレクチャーを取り入れてください。

人にすべて説明できるまで血肉と化していないのが、結果の出ない最大の原因なのです。
いくらたくさん問題を解いても、ただ解くだけでは無意味です。
一つ一つをきちんと理解し、自分のものにしながら前に進んでください。
中途半端な勉強をいくらやってもダメだということを自覚することです!!

●セルフレクチャーについては、『勉強の鬼原則』(大和書房)を参照してください。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4479392564/ref=s9_simh_gw_g14_i3_r?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=desktop-1&pf_rd_r=0JQZPV14RR1W10V7YKPA&pf_rd_t=36701&pf_rd_p=302362649&pf_rd_i=desktop

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ゴロゴネット 編集部
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来年の大学受験に向かってスタートだ!!

国公立大学の後期日程の合格発表も終わり、これで今年度の大学入試は終了しました。
捲土重来を期す人も、来年度初めて大学受験をする人も、これからスタートです。

板野の合格指南は、四月からアプリを中心に充実させていく予定です。

ラインのみでの登録の人で、来年度も受験情報や小テストが必要な人は、月末までに詳しい案内を送るので、是非アプリをインストールしてください。

来年度は、国語に限らず、英語や数学などの小テストも充実させていく予定です。
もちろん、受験カレンダーや、受験に役立つ情報も満載です。

さあ、来年の合格に向けてスタートです!!

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ゴロゴネット 編集部
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青学の古文文法問題の解答!!

正解発表!

正答率は60%

 

(4)

 

今回の「なむ」の識別のポイントは「なむ」の下の「世」という体言(名詞)だ。

この「なむ」は「世」にかかっていて、「な」は完了(強意)の助動詞「ぬ」の未然形、「む」は推量の助動詞「む」の連体形で、ここは婉曲の意で「ような」と訳すのがポイント。

「山は裂け、海は褪せる『ような』世になろうとも」と訳すのが正しい。

この場合、「連用形+『な』+『む』」という形をとるので、「あせ」は「あす」の連用形。つまり「あす」は下二段動詞とわかるわけだ。

「な」は正確には強意の「ぬ」の未然形。解答は完了となっているが、ここでは完了の意味はない。

問題の「む」は、下の「世」にかかっているので「連体形」で、「体言に付く『む』は『婉曲』!」という超ー大切なパターンだ。

助動詞の「む」と「べし」はセンターで頻出!!

文法ゴロゴを確認のこと!!

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